概要

日時：2022年06月11日　21:00〜22:00
参加者：参加者：全国各地の開拓クライマー7名　MC1名

第4回は、事前にTwitter、instagram等でお便りを募集し、頂いたお便りをテーマにミーティングを行いました。今回が2回目のポストになりますが、テキスト量的に第3回ミーティングの最終回となります。

ミーティング発言者の扱いについて

基本的に参加者の発言順にA、B、C...と割り振っています。固定はMCのみとなりますので、ご承知おきください。
また繊細な内容も含まれていますので、ミーティング内容の全てを記載はしておりません。ご理解ご了承ください。

お便り②『初登のグレードﾞ』

『初頭した課題のグレードはどのように決めていますか？数人再登してから決められるのか、初登者に委ねるのか。初登のグレードは生モノのように感じることがあり、非常に難しく常々感じています。開拓時にラインやムーブ発見に時間が掛かったり、ホールドの欠損、気候条件などでグレードの振れ幅が大きくなる気がしています。』
　※お便りの内容は原文を掲載しています。
 
MC：夏と冬など環境的な影響や、課題によっては結晶が一つ取れた場合とかで、体感グレードは変わったりしますよね。
A：僕は「初登時の環境における状態」でのグレード感で、自分で気楽に決めています。
B：私もそうですね。　再登者の意見を聞いても、ムーブの得手不得手などでどうしても個々人のズレがあるので、自分で決めています。
E：自分の感性を一番大事にした方がいいんじゃないですかね。
F：そうゆう意味では、初登時にグレードを決めるには、良い権利ですよね。
D：その課題の楽しみをみんなに伝えるための手段の一つがグレードなんだし。
MC：詰まるところ、登った際の感想文的なところですかね。
C：しょうがないじゃないですか、初登者が難しく感じるのは！実際、ホールドも汚れているし、チョークも乗ってないし、誰かがクリーニングしてるわけでもなく、土の残った状態ですから。
MC：生もの（現場）の意見を聞いた気がします(笑)
D：その初登時の環境、温度、下地、初登者のクライミング能力などを含む、その際に感じた難易度の指標ですよね。
 
総括：『仕方ないじゃん、登った時の感想だもん』
 
 

お便り③『非公開岩場でのマナー啓蒙？』

『地主に「黙認」されているような非公開岩場が不本意に広まってしまった場合、そしてマナーの悪い知らないクライマーが来てしまった場合、どのように、マナーを啓蒙すれば、良いでしょうか？』
　※お便りの内容は原文を掲載しています。
 
A：マナーを啓蒙する以前に、「登っちゃダメ」って言うでしょ。私有地だもんね？「ダメです」って言うしかない。もしそこが河原とかだったら、なんとか啓蒙しようって話に繋がるかもしれませんけど。
B：マナーの悪い人に直接言うしかないと思うんだけど、啓蒙するというか、マナーを注意するという事は、マナーがどこかに公開されていることが条件だとは思うんだけど、逆にマナーって、一般常識の範囲でもあるしね。
C：前提条件次第ですよね、今回の「黙認」という条件であれば、注意するだけですね。
MC：地主が居る山の岩場とした条件付けを仮定した場合どうしたらいいですか？
A：そういった場合、注意するしかないですよね。
C：例として一ノ瀬ボルダーは、半黙認で登っていた非公開エリアなのですが、改めて地主や地元、役所と話をして、ルールとマナーを文字に起こして掲示・掲載した上で、「非公開エリアとして、SNSに情報公開」していますね。
MC：しかしながら、前提として非公開エリアを不用意に広めてはいけませんよね。
D：そこは昔も今もそうだよね。
全員：基本そうです。（同意）
 
総括：『登っちゃダメって言う、マナーが悪ければ注意する（要勇気）』
 
 
 

お便り④『非公開エリアを案内する基準』

『シークレット、未公開・非公開エリアの場所に一般クライマーを案内する基準とか、皆さんの意見が気になります。この人は良くてあの人はちょっと...みたいな感じになりやすくて悩んでいます。』
　※お便りの内容は原文を掲載しています。
 
A：私の場合は、開拓者と直接知り合いか、よく会う人かというのが条件ですね。その人が勝手に他の人を連れて行くのはNGとしています。
B：直接連絡頂いた場合、一緒に案内できるかどうか？で判断します。
A：少なくとも開拓メンバーと直接連絡を取れるかがポイントになります。
MC：直接お会いすれば、その人のひととなりも分かりますしね。
A：このお便りを頂いた方は主開拓メンバーでは無さそうなので、案内して欲しい人を主開拓メンバーに紹介すればいいと思います。
MC：まったく知らない方から、岩場の場所だけを聞かれたことありますか？
F：DM等で連絡頂いたことがあります。「日程合わせますので都合の良い日に案内します」と返したところ、返事が来なくなることが多いですが…(残念)
A：「場所だけ教えてください」って言って来る方たちは、コミュニケーションが苦手なのかもしれませんね。
B：コミュニケーションが苦手な人は、飛び込み営業の経験すればいいんだよ。
全員：（笑）
 
総論：『本人に主開拓メンバーとコミュニケーションを取ってもらう』
 

引き続きテーマ募集

今回は初の試みとして、事前に頂いたお便りをテーマにミーティングを行いましたが、ある程度、開拓の壁メンバー間の認識もすり合わせができたように感じます。
今回お便りを頂いた皆様、ありがとうございました。また今後もお便りを継続して募集中です。開拓クライマーに聞いてみたいこと、開拓の壁でミーティングテーマにして欲しいことなどありましたらお気軽に各SNSアカウントにDMください。少しお時間は頂きますが、今後のミーティングテーマにしていきたいと思います。

ミーティング終了後

恒例のweb飲み開始。次回のテーマなども語り合いながら、楽しい時間を過ごしました。お忙しい中ご参加いただいた皆様ありがとうございました！

記：開拓の壁事務局