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遺品整理の仕事 【5回目】

2022年6月5日(日)

8時半集合。

今日は現場作業はなく、見積もりの日だった。
社員の藤田さんと2人で回る。

1件目の見積もりは駐車場がなかったので、1人トラックで待機していた。


2件目の見積もりから同行する。

ご遺族の方が2人、にこやかに出迎えてくれた。

故人はマンションが完成した30年前の初代から、ずっと住んでいる方だったそう。

部屋にあるものを確認して、全体の写真を撮る。
階段の踊り場で見積もりを作成する。

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見積もりは以下の項目で金額が決まる。
・部屋にある全体の重量 t(トン)単位
・作業人数に対する人件費
・追加料金がかかる処分品(エアコン処分代と取り外し代、洗濯機、テレビ、風呂釜など。神棚は供養代金も必要)
・諸経費
・清掃代金

社長は大体スマホを確認しているので、部屋全体の写真と見積もりの金額を社長に送信する。社長が承諾をすれば見積書を持っていく。

社長の承諾が下りた見積書を持っていくと、「なんや高っ!!見積もりシミュレーションではもっと安かったやん」と言われた。

社員の藤田さんは顔色を変えずに、淡々と、「たしかに見積もりシミュレーションより高いって言われることあるんですよ。でもあれは荷物が最低限の金額でして。荷物増えてくるとその分金額も高くなってきちゃうんです。もしほかの業者で見積もり取っていただいたら、びっくりするくらい安い業者も出てくるんです。でもその場合は、他者さんを悪く言うようですけど、不法投棄の場合が多いんですよ。大切な遺品を不法投棄で最後迎えると悲しいと思います。うちはちゃんと処分行っていて、かつ金額も頑張っております」と言った。

ご遺族の方は2人とも、それなら仕方ないかーとなり、契約が決まった。


見積もりが終わってお昼を食べた。

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ご飯を食べ終わってもう1件見積もりに行った。

この見積もりは、事前に鍵を預かっていたのでそのまま家の中に入る。

一軒家の中を写真を撮ってまわった。


事務所へ戻る。

遺品整理の仕事1日目で、持って帰っていたCDを買取に持っていく。

こちらで買取に持って行って、買取金額をお客さんに渡しているのかと思っていたが、そうではなかった。

急遽近くで見積もりが入ったので、社員の藤田さんが1人で見積もりに行き、わたしはCDが入ったダンボールをトラックに詰めた。

(↓積み込み途中)

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社員の藤田さんが戻ってくると、「よし、このトラック運転してみよか!」と言われた。

あまりよく分かってなかったので「え!わたし普通のオートマ限定ですけどこれ運転できるんですか?!」と聞いた。

これは運転できるよと言われて、まさかの1.5t車を運転することになった。

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見晴らしがいいし、運転しやすいけど怖かった。

なんせ元々、母親に「あんたはどんくさいから運転免許取らんとき」と言われていたし。

教習所では、試験を受ける段階まで進めない時があった。

それがまさか1.5tのトラックを運転しているなんて。

怖々運転しながら無事CDを買取に出して、事務所まで戻ってこれた。

事務所で事務作業を教えてもらう。

バイトに渡す給料は完全日払いなので、給与計算の仕方と帳簿。
経費計算。
1日の売上表。
仏壇供養、人形供養の記録名簿を教わった。



ちなみに遺品整理の見積もり依頼だが、主に葬儀屋から来ている。
たまに葬儀屋と提携している不動産会社から来ることもある。

遺品の処分代金は、借りている倉庫分が、一月で大体2~300万円らしい。

18時半ごろ退勤。

サポートしてもらえたらうれしすぎてヒョーー!!ダンスダンス!!!🕺🕺🏻🕺🏼 そのあとはサポートしてもらった画面をスクショして何回もニヤニヤします。