世界地図の手

【留学】英語が話せると世界はどう見えるのか


こんにちは、カナダに留学中の元ラジオDJ大学生Leoです。

「英語が話せたらかっこいいな〜」

そう思ったことはありませんか?
僕は留学を決意する前から外国に興味があり、英語が話せたら生き方が変わるんだろうなぁとぼんやりと思っていました。

そして今、カナダに留学をしてもう少しで4ヶ月が経とうとしている僕ですが、かなり英語が話せるようになりました!

といっても、さすがにペラペラとまではいきませんし、表現が怪しい部分が多いにあります。ですが自分の思っていることを大体伝えられるくらいの英語力は身につきました。

そんな僕が感じた、英語が話せなかった時と話せるようになった時とでものの見方が変わった話を書いていきたいと思います。

留学や、海外に興味がある方のモチベーションになれれば幸いです。


英語という言語

英語はカタカナとして日本語にもだいぶ流れてきているので、馴染みが深い言語のひとつです。義務教育の科目の1つでもあり、なんとなくでも英語がどんな言語なのかはほとんどの方が知っていると思います。

そんな方が多いからこそ、このことを知っていると思います。

『英語めちゃめちゃむずいやんけ...』

僕も大学受験で一番苦しんだ科目はこの英語でした。覚えることが多いし日本語と語順が違うし用法多いし...という感じで学校を卒業したらそのまま永遠の別れを誓った方たちも多いと思います。

日本は体感だと人口99%が日本人で、全くといって良いほど外国人と触れ合う機会がありません。さらに日本は世界的にみてかなりの経済大国ですし、日本初の企業やメーカーが多いため仕事のために英語を身につける必要がほぼありません。したがって英語を話そうと思う機会が極端に少ないのが現状です。


日本人が英語に苦手意識を持つ理由

留学を通して様々な国のノンネイティブスピーカーたちをみてきましたが、日本人は特に英語ができません。というか英語を話す本気度が他の国に比べて極端に低い印象でした。

ブラジルやフランス、トルコやスロバキアなどなど、いろいろな国から英語を学びにきた方たちは英語を話せればもっと良い職に就ける、というか仕事が見つからないといった理由で勉強をしていました。一方で日本人はとりあえず人生で一回は留学してみたかったと旅行気分で来ている方が多い印象です。もちろんそれも立派な留学ですが、やはりそのうちの多くは日本人と固まって英語は授業で少し話す程度にとどまっています。

日本人が英語に苦手意識をも持つその理由のひとつとして、日本人はアルファベットに慣れていないという理由があります。ほとんどの国ではアルファベットが使われています。したがって目から入ってくる情報の速さが次元違いです。そういった理由から多少ですが、確実に日本人よりは英語になれるのが早いです。

そして日本人は自己主張が弱い民族ですので、いきなり我が我がと自己主張が激しい他の国の方達と会話をしようとしても臆してしまうのは仕方がありません。勢いに圧されて英語が話せなくなるといったおきまりのパターンが日本人留学生を苦しめます。

また日本での教育方針が大学受験に向けたク◯仕様なので、いざ英語を話せと言われても高学歴者でも全く話せれません。もちろん他の国でも同様なことが言えるらしいのですが、それでも全くスピーキングの授業がなかった国は日本くらいです。

それと極め付けは、日本人は極端に完璧主義であるところです。間違いを極端に恐れるあまり、話さない方がマシと本能的に思っていしまいます。
ここは本当に本人の努力次第で、意識して、間違えてやる!と果敢に挑むしかこのハンデを覆す手立てはありません。

まとめると、日本人は恥をかきたくないから英語が苦手と思ってしまいます。


英語が話せるとどう世界が見えるようになるか

やっと本題ですが、英語が話せるとどうなるか。

まず一番具体的なのが、外国人が普通に人間に見えてきます(人種差別ではもちろんございません)
僕たち日本人は広告や映画、ドラマなどで外国人を見て過ごしています。いわば何かしらのイメージ像をした外国人しか目にしていません。
したがって外国人といっても画面の向こうの存在に思い、いわば2次元の存在と捉えてしまっています。

そんな彼らが一人一人同じ人間であるとわかると、一気に自分の中の世界地図が広がります。世界は70億人で回っている、世界は同じ人間で動いている。アバウトな言い方をしますと、「価値観がひっくり返ります」

そしてそのひっくり返った価値観から見える世界は、平等な世界に見えるでしょう。どこの国出身であろうが、どんな国で育とうが、同じ心を持った人間。違いは目に見えるものだけに過ぎないと気づきます。

今世界はグローバル化が進んでいるなんて言われていますが、あくまでモノと情報だけに過ぎません。心と心の国境は依然として隔たれています。

世界平和を目指すならばヒーローが生まれなければならない。これは妄言です。ただ世界中の人が一言二言英語で会話をすれば良いと僕は思います。

なにも母国語のように語り合う必要はありません。気持ちは言葉だけでなく身振りや表情、声のトーン、相手へのリスペクト、これらすべてが合わさって形作られます。気持ちを伝えるのに言葉はあくまでも箱でしかありません。

ですが日本人はこの箱がしっかりとしていなければいけないと思い込んでしまっています。不恰好な英語でも、同じ人間同士ならば通じ合うところがありますから。その英語がちょとずつ綺麗な箱になっていくと、友達にも恋人にもなるのです。

英語が話せると世界はどう変わって見えるか。
それは『世界はどこも変わらない』と見えてきます。
存在するのはただの心を持った同じ人です。この肩透かしが世界が真につながるきっかけであると僕は信じています。

最後に

日本に一生い続け、全く外国人と関わらない人の意見や考え方が日本中に蔓延しています。これははっきり言いますが、くそったれな空気です。

毒だと思わず吸い続けている日本の空気がきっと日本、もっと言えば日本の若者の考えを鈍らせてしまっているでしょう。

1人の若者として言わせていただきます。
『若者よ、世界は思っている以上にどこも変わらない。自分の目で確かめろ!』

僕が最も尊敬する方、ガンダムの生みの親、富野由悠季監督が伝えたいことのひとつでもあります。教科書に騙されるな、自分の目が真実であると僕は伝えたいです。

留学ができる環境にある幸運な方、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

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