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[Day 176-182] Half Baked / 自分への通信簿。

ジャマイカに赴任して半年が経ちました。日本を出国したのが遠い昔のような気がしますが、特に何もできないままにもう半年も経ってしまったという焦りもあります。カルチャーショックの段階でいくと「適応期・順応期(Adjustment Stage)」で新しい習慣にだんだんと慣れ、言葉も通じるようになり、少しずつ新しい環境に適応していく時期だそうです。そんな今回は、半年間を振り返ってみて、自己評価してみました。

Good Job / よくできました。

1.「KJ」というニックネーム
私の最大の発明にしてグッジョブは、「KJ」というニックネームです。大学時代に使っていたもので、青年海外協力隊も一種の「学び直し」と位置付けて復活させたのですが、ジャマイカ人には「OK, KJ!」とジョーク交じりですぐに覚えてもらえました。たまに「JK」になったりします。

姉妹提携と交流の恩恵
配属先のウェストモアランド県と鳥取県との姉妹提携は2016年に締結され、鳥取県からの派遣は私で二代目、青年海外協力隊としては、姉妹提携に携わった隊員に始まって三代目になります。同僚の中にも視察や研修生として鳥取に来た職員が何人もいたり、最近では日本語で挨拶してくれる同僚がいたりと、交流の恩恵を感じて日々感謝しています。鳥取はまた、東京2020におけるジャマイカのホストタウンです。来年に向けた両県・両国の交流の深化の一翼を担うことができるよう一層頑張ります。

健康第一、安全第一
幸運にも、今のところ健康で安全で過ごせていることに感謝です。これも大家や職場、JICAなど関係者の皆さんのおかげです。4月に任地のウェストモアランド県に非常事態宣言が発令された際はギョッとしましたが、警察や軍隊の活動で治安も改善方向にあるようです。ただ、今もハリケーン・シーズン真っ只中だったり、デング熱に注意したりと危険要素はいくらでもあるので、引き続き健康・安全に気をつけて生活したいと思います。

Work Better / もっと頑張りましょう。

英語が上達しない
ジャマイカの公用語は英語。英語の上達を夢見て着任したものの、職場の日常的なコミュニケーションは「パトワ(Patois)」という英語やアフリカ言語がベースとなった現地語。英語でも話してくれますが、私の英語力の問題もあり、毎回チグハグなコミュニケーションをしています。一方、日本語の挨拶を教えてあげると、結構覚えてくれていてぎこちなくも使ってくれます。「日本語で挨拶できるジャマイカ人が増えた。」が一番の活動成果になるやもしれません。

土木分野で活動らしい活動ができていない
協力隊の職種としては「行政サービス」。ウェストモアランド県と鳥取県との国際交流は活動が明確で、比較的色々なアクションが取れているように思いますが、鳥取県では土木技師として働いてきたので、土木分野でもウェストモアランド県に貢献したいところです。ただ、予算の制約上、そもそも公共工事の案件が非常に限られていて、専ら私有地の墓地や建築現場の確認に同行させてもらったり、県内道路のマッピングなどのデスクワークをしたりというのが日常的な活動です。おかげである程度土地勘は出てきたような気はしますが、もう一歩二歩踏み込んだ活動にしていきたいと思います。

余暇を持て余す
ジャマイカと言えば、レゲエライブダンスパーティなど、ナイトライフが盛ん。ですが、ジャマイカの協力隊は治安上門限があります。その上、任地サブラマは地方都市で、首都キングストンほど交通機関も充実しておらず、大家や同僚のお世話にならない限りはドア・ツー・ドアの移動が困難であるため、「日の出までは家を出てはならず、日暮れまでには家に帰りましょう。」という生活が基本になります。なので、夜は英語の勉強も兼ねて、家でNetflixを観るのが日課になっています。面白かった作品をnoteで紹介するのもアリですね。

Grater Cake

見た目が「桜でんぶ」に似ていて、思わず衝動買いしてしまったこのお菓子。ココナッツパウダーを砂糖で煮込んで固めたもの。味はメチャ甘で、とても一度に全部は食べられません。砂糖たっぷりで保存は効きそうなので、例えばコーヒーに砂糖の代わりに入れたらココナッツの香りもして美味しいのではないかとか、色々活用法を検討しています。


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