NHK+(NHKプラス)が始まった(2)

(1)では、まずはサイト全体みて、とりあえずインフラだけさらっと見てみました。

 今日は登録関係です。アカウントを登録したのは、2020/3/2のことです。正式なサービスは申し込み情報から視聴契約をNHKが確認し、契約が確認できたらハガキが送られてきて、そのハガキに書かれている確認コードをサイトに入力して正式に利用できるという流れです。

 一般的なネットサービスにしてはかなり手が込んでいます。契約を確認して、ハガキを送って、コードを入れさせる。一般的にはあまりない手法です(レンタルサーバーとかでは昔はありました)。なんのことはない、ハガキの発送とは住所の確認(登録の正確性)、コードの入力はハガキ到着の確認のためです。将来的にこれで視聴契約という流れになりそうなのはなんとなく想像しますが、真偽はわかりません。でも私はこのサービスの中の人ならきっと同じ事を考えたでしょう。あっ、ちなみに私は視聴契約していますし、番組もよく見るので、その点はツッコミなしでお願いします。

 しかし、そこはサービス監視人として普通のところはみないのです。NHKから届いたメールです。

※確認コード入力のお願い※
NHKプラスをご利用いただき、ありがとうございます。
お客様の受信契約のご住所にハガキをお送りします。一週間以内に届く予定です。
お手元に届きましたら、ハガキに記載の案内に沿って「確認コード」を入力してください。
これによりNHKプラスIDの登録手続きが完了します。
入力期限は本日から20日間です。
確認コード入力画面はこちらです。

 こんなテンプレメールなんてどうでもいいんです。サービス監視人の悲しい性、本文なんか適当に読んで、すぐにメールヘッダ確認です。いろんな情報がが含まれるのでマスクかつ、抜粋です。

Received: from mta110.pid.nhk.jp ([XXX.XXX.XXX.XXX]:XXXXX)
by XXXXX
with esmtp (Exim 4.93) (envelope-from <XXXX@mail.pid.nhk.jp>) id XXXX for XXX@XXX.XXX;
Wed, 04 Mar 2020 XX:XX:XX +0900
From: NHKプラス <nhkplus-info@mail.pid.nhk.jp>
Reply-To: nhkplus-info@mail.pid.nhk.jp
To: XXX@XXX.XXX
Subject: 【NHKプラス】確認コード入力のお願い
X-Durian-MailFrom: XXXX@mail.pid.nhk.jp
X-Durian-RcptTo: XXX@XXX.XXX
X-Durian-Id: XXXXXXX
X-Durian-DB: NHK_Project
X-Durian-DL: XXXXXXX
X-Durian-CK: XXXXXXX

 ほーEximか、私はpostfixより断然Exim派だからな・・・じゃない!じゃない!Durianのヘッダがある!Durianってまだ現役なのか!とんでもないもの見てしまった!たぶんこれですよね

 まだあったのか・・・なんて思っちゃいけませんね。サイトみたらクラウドサービスまでありました。

 でもNHKが使ってるということは、NHK+的にわざわざ構築したというよりは既存のものを流用しているのでしょうね。じゃないと、わざわざ使わないと思うんですよ。サービス開発者は新しいものよりも、こなれて枯れたテクノロジーを使いたがる気持ちはよくわかります。でも、新サービスで意外なものみちゃったなという感じです。単にNHKのデータベースにのっかっただけだとは思うんですが。他のメール配信でもきっとDurianを使っているのでしょう。

 次はハガキが届いたらかなと思いますが、なかなかプレイヤーに行けませんね!

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