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母子で海外旅行する時のリスクマネジメント〜安全のためにこれだけはやらないと決めていること〜

こんにちは、かかです。

6歳の小学校上がる前の娘と
2023年3月に世界一周旅行を終えました。

SNSで発信していてたびたび聞かれる。

「母と子どもだけで怖くないですか?」
「治安が心配で行けません」

結論から申し上げます。

「怖いです、心配です」

だからこそしっかり対策をしています。

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話は変わりますが、わたし自身20代の頃に世界一周を経験しております。

女性1人だからこそ、危ない目や危険なことを海外でたくさん教えてもらいました。
だからこそ人一倍「リスク回避」のために「やらないこと」を決めています。

1人だったら問題なくできるけれど、子どもがいるからできないことはたくさんある。

1つ目に「民泊やバックパッカー宿は避ける」


正直いうと、ひとりだっらた喜んでやりたいです。

子どもがいる以上「性被害」という観点から避けております。
だって子どもがもし「性被害」にあったら旅に連れてきたこと自体を一生後悔するだろうから。

そして女ひとりで子どもを全力で守り切れる自信がないから、安全安心なホテルを選ぶか、AIRBNBは一部シェアするスタイルはしません。

現地の人との交流はしたいです。
楽しいです。
悪い人は一部です。

それでも守り切れる自信がないのと
実際に犯罪が起きている以上、
やらないと決めています。

旅での楽しみは「現地人との交流」
と言う考えが強いわたしが
やらないと決めています。

もしやるなら日本人が経営している場所や、信頼のおける友人の紹介であれば
挑戦したいですね。

他の方法で現地の人とコミュニケーションはできます。

スーパーやレストランでも。
親密にはなれないと思います。
それでもいい。

バックパッカー宿は法律で子どもを泊めたら行けないルールの国もあります。
特にヨーロッパやアメリカも多いのかな。

バックパッカー宿やホステルで子どもを入れて検索すると
「12歳以下は宿泊できません」という表示が出ます。

これは性犯罪を抑止する意味でもあります。
シャワーやトイレを共同で利用する性質上どうしても
赤の他人がすぐ横でシャワーを浴びているとかあるんです。

実際にわたしが
ニュージーランドのバックパッカー宿で働いていたときも子どもはNGでした。

それほど問題視されているからです。
日本で暮らしていれば「性犯罪」はあまりニュースで見ないかもしれませんが
わたしは世界中で旅してきた時に教わりました。

18歳でひとりアメリカのLAに行ったとき
「夜絶対に1人で歩くな」とホステルのスタッフに釘を刺されました。

当時はなぜか理解が出来ず、「お腹が空いているからすぐそこのお店に買いに行くだけ」と伝えてもスタッフは首を横に振るだけ。


どうしてもというならと、
わたしの2倍以上ありそうなでっかい体格の男性スタッフをボディーガードにつけてくれて近くのお店に行きました。

夜のLAは恐ろしかった。

今は違うかもしれませんがドラッグが蔓延して、1人で歩くなと言われた意味がようやく理解できました。

もしひとりで外に出ていたら生きて帰れなかったかも。

あのとき全力で止めてくれたスタッフには感謝しかありません。

「治安は現地の人に絶対に聞く」

「治安はどうですか?」とよく聞かれます。
100%安全な場所は
この世に存在しないと思っております。


旅慣れた人に聞くより

絶対に現地の方に聞いた情報を信用します。

子どもといると朝晩はまず外に出ません。

出る必要があるときはホテルのスタッフに必ず安全か確認をとり
安全ではない時間であれば、公共交通機関はつかわず、ドアトゥドアで安心できるタクシードライバーを手配してもらったりします。

ニュージーランドのバックパッカー宿で働いていた時。

宿泊客に「絶対に夜は歩くな!」と口すっぱく伝えてきました。

それは夜の性犯罪が
あとを立たないから。
ニュースではよくやっています。

平和ボケした日本人は
日本と同じ感覚で
夜平気で外に出ます。

わたしは車を所有して夜も必ず車で移動していましたが、着る服も注意していました。女であることがわかると狙われるから。黒い大きめのパーカーを被り男性かのような服装で運転していました。

必ずスタンガンをポケットにいれて、毎朝電源がはいるかチェックしていました。
毎日必ずです。
必然的にポケットの無い服は着ませんでした。

そして車に乗るときは必ず全てのドアのロックがかかっていることを確認して出発していました。(信号で停車中にドアを開けられ入られる恐れがあるから)


平和ボケは怖いです。
無知は怖いです。

女である限り、
男性の力には全く勝てません。

だからできる限り自分で対策し身を守ることを覚えました。

2つ目、ヒッチハイクや野宿はやらない

ひとりの時はやっていました。
その時に教わったこと。
「ヒッチハイクは危ない、特に女性1人は」
仲間がいる時だけやるようにしていました。

実際に世界ではヒッチハイクで無惨にも一生を終えた人がたくさんいるから。

日本だと「ヒッチハイク」自体あまりする人がいませんが、
子どもといると安全面を考えて絶対やらないです。

ニュージーランドの田舎街でひとりでヒッチハイクをしていたら
すぐに車が止まりました。

運転手は年配の男性です。彼は言いました。

「あなたを乗せたくて止まったんじゃない。危ないから警告だ」と。

聞くと、
このあたりは田舎だけど犯罪がよくある。
女性ひとりのヒッチハイクはやめなさい、
本当に危ない。

そう教えてくれて
バス停まで送ってくれました。

  • 田舎だから

  • 安全な国だから

それはあなたの思い込みかもしれません。
実際に現地の人は
数多くの犯罪をニュースで見ています。

思い込みは怖いです。

余談ですが、例外もあります。
娘と世界一周している時に立ち寄った
インド・ラダック地方のレーという街。


この街はインフラが整備されておらずヒッチハイクが当たり前の交通手段として
みんな利用しています。

学生も小さな子どもも。
現地の方に聞きました。

決して推奨しているわけではありませんが
そんな場所もあるのです。

全世界が危ないわけでもないです。

野宿は当たり前かもしれませんが、空港泊もやらなくなりました。
安全はお金で買える。
トランジットで時間がある時も
お金かかっても空港泊はせずホテルに泊まります。

長時間空港に滞在する必要があるときは
お金払ってでもラウンジにいます。

世界旅行でプライオリティ・パスが必須だと思うのは
無料でご飯やお酒が飲めるからじゃない。

安心はお金で買えると思うから。
空港内で長時間ずっと子どもの面倒を見るより
より安全なラウンジ(ステイタスや上位クレカがないと入れない)
で滞在して犯罪の確率を少しでも減らしたいから。

ひとりだったらやっていたこと。
子どもがいるだけで
やらないことはたくさんある。

危ない目に遭わないかもしれない。
でももしあったとしたら一生後悔するから

リスクありそうなことは
最大限にやらないと決めました!

ひとりやカップルで世界一周後
子どもができて家族で世界一周を目指す人もいるかと思います。

子どもは大人が守らないといけない
自分の身を自分で守れないから

命は1番大事なので
リスク回避は1番の検討材料。

たとえお金がかかっても
リスク回避費用は絶対に必要なことです。

絶対に生きて帰ること。

これだけは夫とも約束したので
楽しいかもしれない民泊もやらないし、
現地人と交流がはかれるヒッチハイクもやらない。

絶対に生きて帰るために、
やらないと決めました。

終わりに

ひとりで世界一周している人は多少なり
「もし何かあったら死ぬかもしれない」と言う覚悟は多かれ少なかれあるかと思います。

ただ、
子どもがいるだけで変わるんです。

「子どもは絶対に死なせてはいけない」に。

自分の命以上に大切なものが
この世に存在するって本当に不思議です。

命以上に大切なものは
どんなことをしてでも守り抜かないと行けない使命があるのです。

このNOTEは「海外旅行を安全にいくため」に書いています。
もし目に留まって最後まで読んでいただけたなら

  • 日本という国は安全すぎること

  • 現地の人の言うことを信じること(治安面)

  • 郷に行っては郷に従うこと

この3つは覚えておいてください。
安全な旅行にするためにできることはあります。

「大丈夫だろう」で一生を棒に振らないでください。

大切な子どもを守るためにはお金は必要だし
そこはケチる必要な全くないと思います。

できる対策を考え、楽しい旅行にしてくださいね。


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