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戯曲デジタルアーカイブの立役者・黒澤世莉さんの演出舞台が1/11より開幕

実を言うと演出家・黒澤世莉さんが手掛けた舞台を生で拝見したことがありません。なので、まずは今の私の目線で、黒澤世莉さんに興味を持った所から語らせて下さい。

皆さん、戯曲デジタルアーカイブという試みをご存じでしょうか。

日本中にある様々な戯曲の台本を1つのプラットフォーム上に集めて、みんなで検索して読めるようにしちゃおう!という施策です。

黒澤世莉さんはこちらの戯曲デジタルアーカイブ企画のワーキンググループ委員長をされている方です。

演劇部時代、部員の皆が読める練習台本を探すのに四苦八苦していた身としては、まさに欲しかったサイトだ!!と公開された時、とても感激しました。

このサイトには、鴻上尚史さんや宮藤官九郎さんといったテレビでも活躍されている方の台本も掲載されています。

「あったらいいよね!」を実現させるのは並大抵のことではなく、何もないゼロからたくさんの方に説明したり、サイトの機能を絞り込んだり、サーバーの維持費を計算したり、権利まわりをクリアにする等などの過程で、様々なご苦労があったことは想像に難くありません。

そんな風に、まず戯曲デジタルアーカイブをつくった中心人物のお一人。という所から黒澤さんを知り、興味を持ちました。

その後、黒澤さんが主宰するサークル「明後日の方向」のクラウドファンディングのお手伝いを自分もやらせて頂いたり、色々とご縁があったのですが、ここから本題!

黒澤さんの演出する舞台が1/11(木)~1/18(木)に座・高円寺1にてスタートします!

子育て中の方や地方住まいの俳優さんなどなど、さまざまな背景をもつ俳優たちと時間をかけた演劇づくりに挑戦したい!という黒澤さんの希望のもと集まったメンバーたちと、1年をかけて準備を重ねて来ました。

様々な条件下でも演劇を諦めず舞台づくりに全力を注いだが故に、公演自体を知って貰う活動に限られたリソースしか割けず、まだお席に余裕がある日もあるようです。

私みたいに戯曲デジタルアーカイブの施策をいいな~!と思っていた方や、どんな状況でも演劇を諦めないぞ!という俳優さんたちの熱い気持ちにご賛同頂ける方は、年始のお忙しい時期ですが、ぜひ劇場に行って黒澤さんや俳優さん・スタッフの皆さんを応援して頂けたら嬉しいです。

先ほど戯曲デジタルアーカイブの紹介で鴻上さんと宮藤さんのお名前を挙げはしましたが、古今東西・老若男女、あらゆる劇作家さんの戯曲があのサイトには掲載されています。

色んな作家さんの作品がフラットに存在するあの感じが、多様性を重んじる演劇サークル「明後日の方向」さんとも通じる感覚があってとても好きです( ´   ` *) 2024年もたくさんの演劇が盛り上がりますように!

記事を読んで頂けただけでもとても嬉しいです!もしサポート頂けるようでしたら、本や楽譜、機材類のために活用させて下さい。