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【仕事】人が人の話を聞く時って。。。

(全2,222文字)
朝礼とか終礼とかやってる会社なんて
もはや無いでしょうか
さすがに、いつの時代やねんw
と言われるかも知れませんが…

朝のミーティング
仕事終わりの終礼など
代表して人の前に出て
一言しゃべるときの私の心得などを
少し書いてみます

1.人は人の話を聞いていない


イキナリですが、そんなものです(笑笑)

【朝礼】
朝から退屈な話なんて聞きたくない
おしつけがましい、ためにならん
自叙伝に興味はない
早く今日1日終わってくれないかな

朝の心境なんて、こんなもの(笑)

【終礼】
長げーな、早く終わらないかな
今日は晩ごはん何食べようかな
あー、あいつムカついたな
彼女に会いたい
早く帰りたい

仕事が終わったら、みんな考えることはだいたい同じですよね(笑)



私が管理職時代に心掛けていたのは…

【朝】おはよう!今日も1日がんばって行こう!

【夕】今日も1日ご苦労様でした!

毎日、毎回ではありません
たまには短いセンテンスも入れます
ですが決してクドクドしゃべりません

普段から話が短い上司が急に真面目に話し出すと
たいていの社員さんは注目するもの
自分が好き、尊敬している、認めている
そんな人間関係ができている場合に限りです

少々長い話がある時は
個別に中間クラスの必要な人間だけを集め
ミーティングの場などを設けて徹底を図ります
そうすれば彼ら彼女らが上意下達をしてくれる
一番上にいる人間が小さなことをクドクド言わない
これ大事なことだと思います

○ なるべく余計な事は言わない
○ 短切に明るく前向きな言葉を使う
○ テンポ良く短く明るく話す
○ 決して、くどくど言わない
○ 一人一人の目を見る、全員の顔を見る
(自分に目を合わせない人に注意しておく)
○ 大事なことがある時は必ず真面目に話す
(でも冗長にはしない)
○ たまにジョークやユーモアを入れる


例えば、100人部下がいて、自分の話をとりあえず耳に入れてくれてるのは、良くて半分~1/3の30~50人です。

30~50人のうち、半分~1/3の10~25人は耳には入っているけど意識してません。言葉は一応入っているけど理解までしていない、何かしゃべってるな程度。

10~25人の耳に言葉が入っていて、理解しているけれど、それに恭順の意を持ってくれてる人、従う気持ちのある人は、恐らく半分以下の5~10人程度です。

話している本人の人格や性格、仕事の能力にかかわらずです。

組織は、こういった責任感のある真面目で誰に強制されなくても自発的に動ける数人~10人、比率的には5~10%の人が『働くアリ』にあたります。(『働くアリ』=サボりの法則)

そして、このごく一部の人たちが大きな組織を陰で支えてくれています。年齢や性別、役職にかかわらずです。

目立つ人もいれば、目立たない人もいます。時には必ずしも表に出てこない、能力や成績が優秀ではない方だったりもします。

これらの人たちを『かなめ』と私は思ってます。

あくまでも一例なので、業種や業界により、その比率には幅があるとは思います。

仕事は出来る人のところに集まる。

頼み事は忙しそうにしてる人に頼め。

そんな言葉も良く聞きますが…。

特定の人にだけ負担をかけて良いはずはありません。管理職は組織全体を上手く統率し、目標達成のためにチームを引っ張って行かないといけません。

では、管理職につく人はどんなところに気を付けると良いか。

人が人の話を聞こうと思うのは、相手が自分のことを理解してくれて、自分のことを大切に思ってくれると知っているから。

この上司の言うことを少しでも聞いて、この人のために頑張りたいと思ってくれるから話を聞いてくれます。当たり前すぎる話ですが。

なので、自分の話を相手に聞いてもらいたい、言う通りに仕事をして欲しいなら、まず最初に相手の話を良く聞くこと。相手の人間性を良く理解しようと努力することが欠かせません。

それは、『私はあなたのことを気にしてますよ、何か困ったことがあればいつでも言ってくださいね。相談事はありませんか、困ったことはありませんか?』といった言葉だけでは不十分で、普段からの行動全てに裏付けられるものになります。

部下は上司の行動、発言、しぐさ、仕事への取り組み方、すべてを常に細かく観察しています。四六時中、見ようとして見てるわけではなく、たまたま目や耳に入る事の方が多いかも知れませんが、そういった平素からの積み重なった人物評価が、部下にとっての上司の得点として積み上がって行きます。

毎日24時間、ずっと緊張しておく必要はありません。

最低限の人間としての常識の範囲での行動と、仕事上の責任と義務を果たしていれば、おおよその部下たちはそれなりに敬意も払ってくれるでしょうし、認めてもくれると思います。

肝心なことは、彼ら彼女らに管理者が興味をもって接すること。

一人一人の考えや思い、何を背負っているか。人間というものに興味をもつこと。自分と言う人間をアピールするのではなく、相手に興味を示して理解しようと努力することで、その考え方や思いは行動に滲み出て相手に自然と伝わっていくものだと思います。(それが足りないと話は聞いてもらいにくい)

【結論】
自分の話を聞いて欲しい、理解して欲しいなら、まず相手に興味を持ち、相手の気持ちや言いたい事を受け入れること。この時無条件で受け入れるのではなく、自分の考えや意見もしっかり持っておくことだと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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