【日記】ロボットモノのアニメはスキですか?(装甲騎兵ボトムズ編)
(全3,500文字/オリジナル画像1点)
本当は夏休み特別記事として全5話構成で考えていた昔のアニメを紹介する記事だったのですが…。
(尚、ZとZZは奥が深いため、別の機会に…。)
私の大好きなアニメ『装甲騎兵ボトムズ』を紹介せずに、このシリーズを終わっていいのか?という葛藤もあり、第6話として書くことにしました。
ボトムズは、あらゆるロボットアニメの中で、かけうどんが最も愛した作品です。と言い切っても良いと思っている傍ら、やはり記憶は遠く薄れてしまっていて、細かいところまでよく覚えていなかったり😅
過去の記憶をたどりつつ、この作品のどんなところが素晴らしかったのか。砕かれた夢を拾い集めて書いてみたいと思います。
YouTubeで第1話無料で見れます。もし興味がおありの方はこちらからどうぞ↓
概要
リアルロボットアニメ、【太陽の牙ダグラム】(1981年~83年)に続いて1983年~84年に日本サンライズが制作したロボットアニメです。
これまでのサンライズ系アニメには珍しく、主人公は少年が成長して行く姿を描くのではなく、戦後混沌とした社会に帰還してきた元軍人です。
おもちゃの売り上げが好調だったらしく、途中で打ち切られることもなく、全話放送されるなど、サンライズアニメの中では優等生だったのかな?少なくとも、私はこのアニメがロボットモノの中では一番好きです。
前置きはこの辺にしておいて、簡単に概要を書きます。(初見の方向けに丸めて書いておりますのでご了承ください。)
○架空の『アストラギウス銀河系』が舞台。銀河を二分するギルガメス軍とバララント軍は100年戦争を続けていたが、物語はその長い戦争が終結したところから始まる。
○主人公のキリコは、その戦争末期に、味方の基地を襲撃するという特殊任務につく。その任務中に『素体』と呼ばれるカプセルに入った謎の美女と出会ったことがきっかけで、軍に追われる身となる。
○パーフェクトソルジャー(以下PS)、キリコが第1話で出会った謎の美女はPSと呼ばれる人工的に作り出された超兵士。軍の最高機密とされていたが、大戦末期のどさくさに紛れてこれを盗み出そうとした輩にキリコは利用されていました。素体にキリコはフィアナと言う名前をつけ、最終的に二人は伴侶として生きます。
○本作のロボットは、アーマードトルーパー(以下AT)。全高数メートル未満の小振りなサイズ。AT=ワンマンTANKとも称されることも多いが、製作者は軽快に走り回るジープをイメージ。
○あらすじ/特殊任務で自軍の最高機密である『素体』を見てしまったことがきっかけでキリコはしつこく軍に追われる。街から街へ、星から星へと逃亡の旅をつづけるが、その中で陰謀の中心的人物や、自分の出生について迫り、核心に近づいていく。軍人として高度に訓練された主人公は凄惨な戦争という環境の中で自分を失っていましたが、様々な人との出会いやふれあいの中から失った人間性を徐々に取り戻していきます。
感想や考証など
ハードボイルド
戦後の混沌とした世界観が全開で、とにかく男臭い話。
萌え要素は全くありません(笑)
あ、一応ヒロインはいます。結構な美女です。
制作者側の裏話では、もう一人いるココナという女の子ではヒロインの美貌に勝てないので、キリコとの三角関係には無理がある。とのことで、敵役にもう一人PS(イケメン)を出すことで、男2人女1人の三角関係にしたのだとか…。
まあ、色恋沙汰はともかく、全体がハードボイルドチックなところがとにかく良いです。
きわめつけなのは、毎回放送が終わって最後に流れる次回予告のナレーション。パンチがとても効いていて、「よくココまでひどいセリフ(←いい意味で)を並べられるもんだw」と、今見ても関心させられます(笑)
あの次回予告の脚本書いた人は天才だと思う。
とにかくメカが次から次にぶっ壊れる(笑)
主人公が乗るロボットと言えば、無敵、無双、絶対勝つ(笑)なんですが、この物語に出てくるATは『兵器』として扱われていて、とにかく壊されまくります(笑)あげくには動かなくなると乗り捨てます(笑笑)
物語全体を通じて、ATを単なる機械や兵器として扱うという描写を追求しているのがうかがえます。
前作のダグラムに登場するコンバットアーマーが『人型戦車』や『歩く戦闘ヘリ』をイメージした『決戦兵器』と言う位置づけだったのに対して、ATは歩兵の機能拡張機械というか、単なる『消耗品』という位置づけとしてデザインされている。このあたりが『リアルロボットアニメ』としてボトムズが最高だと言われるところなのかも知れないと個人的には思います。
とにかくサンライズが世に送り出してきたリアルロボット路線の中で、このボトムズという作品が最高峰と言っても良いと私は思えます。
ATの魅力
○アームパンチ
ATで近接戦闘をする時に、拳を敵の機体めがけてパンチするんですが、この時に破壊力を増すために火薬を使っていると言う設定。アームパンチをお見舞いした時に、銃の空薬きょうが前腕部からポーンと飛び出す描写がシビレル(笑)
○ローラーダッシュ
ATは足の裏などにタイヤやキャタピラがついてて、超高速滑走ができる。ロボットが歩くという動作をアニメにするよりは、同じ中腰の姿勢でビューンと滑走してる方が作画的には楽らしいですが、ボトムズはローラーダッシュと歩きを程よく使い分けてて緩急ついた動きがまた良かった。
○3連タレットカメラ
元ネタは顕微鏡からインスピレーションを得たらしいです。広角カメラとズームがガコーン!と切り替わるシーン、特にオープニングはシビレル(笑)
ここに書ききれない魅力があと10万文字くらいありますが、文字数の関係上この辺でやめておきます(;^_^A
オマケ/インサイドストーリーなどなど
かけうどんがボトムズの大ファンになったのはTVシリーズを見ていただけではありませんでした。もちろんTVアニメにもどっぷりハマってはいましたが…。
中学生になって、たまたま手にしたホビージャパンで『青の騎士ベルゼルガ物語』を取り扱った特集号があり、それを見て、小説が面白そうだからと試しに読みました。これがとてもツボにはまった。話だけではなく、イメージ画も男らしくてよかった。青の騎士シリーズは、何十回読み返したか分からないくらい読みました。最初に読んだのが中学生の頃でしたが、その後、何年も経って社会人になってからもです。
(カラミティードッグはガレキ買って作りまくったなぁ…。)
小説に出てくる文章の描写がとてもリアルで、ATと言う兵器を科学的にきちんと解説してくれていたので、アニメで見た内容がきちんと体系的に整理されたのも良かったと思います。
絶叫の騎士はややTV本編とは離れたストーリー展開になっていましたが…。
主人公のケインがATを失った後、テスタロッサに乗るまでの間、インサニティ―フォース(旧世代の対戦車ライフル)でW-1(ウォリアーワン)をバンバン倒していく様は、後の機甲猟兵メロウリンクにも通づるものがありました。
(かけうどんはメロウリンクは見てません。ボトムズファンが聞いてあきれますね、すみません…(つд⊂)エーン)
最後に…
最近、iPad-Proでお絵かきをはじめました。
練習を兼ねてTOP絵をちょこちょこっと描いてみました😄
ちなみに、人様のイラストや既存・公式のものをなぞって描いたりはしておりません。完全なるかけうどんオリジナル作品です。
細かいディティールとかよく見ると『でっちあげ』のオンパレードですが、一応、何も見ないで描きました(笑)
(背景のみ、使ってるお絵かきソフトに入ってる背景イラストをそのまま貼ってます)
いつものようにイラストが完成したので、喜んで妻に見せたところ…
妻『…うーん。なんか、ココ(人物)がおかしい』
まさかのメインのロボットに対するダメ出しじゃなくて
そ 、 そ っ ち で す か ? w
てことで、適当に描いてた人物を描き直しました😅
妻『だって、ロボットのことは分からんし。そこツッコんだら怒るやろ?一般的な意見を述べたまでです』
うちの監督はホンマ厳しいです(笑)
過去記事はこちらから
シリーズ第1話 全体的なアレコレを書いてます
シリーズ第2話 戦闘メカザブングル編
シリーズ第3話 聖戦士ダンバイン編
シリーズ第4話 重戦機エルガイム編
シリーズ第5話 機甲戦記ドラグナー編
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