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【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/蒼き流星レイズナー編

(全2,222文字)
アニメ好きな皆さんおはようございます。
毎週金曜日はアニメ記事を投稿している、アニメ大好き50代のかけうどんです。

本シリーズ記事は、昔々、かけうどんがリアル中学○年生時代にハマっていた少々古いロボットアニメを好きにチョイスして紹介させて頂いております。

今回は『蒼き流星レイズナー編』です。

毎度のことながら、アニメは見るけど深いこと(制作陣や声優さんなど)のことは余り詳しくない、そもそも昔のアニメのことを知らないと言った方向けの記事なので、細かい説明などはなるべくせず、丸めて書いております。詳しい知識をお持ちの方が見たら物足りないかも知れませんが、ご了承ください。

↓↓↓過去のアニメ記事はこちらに収録しております。

公式YouTube配信中 第1話

主題歌『走れメロスのように』(カバー)

日本サンライズが制作したロボットアニメ。

1985年(昭和60年)10月から1986年(昭和61年)6月まで日本テレビで毎週木曜日17:30~18:00に全38話で放送されました。

放送そのものは当初の予定よりも早く番組が打ち切りになり、完結編として1986年10月にOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)で発売されています。

1.概要など

○時代設定は1996年、(当時から見ての)近未来の火星から物語は始まる。当時の社会構造であった冷戦が、そのまま宇宙開拓時代にも継続。

○主人公のエイジは地球人とグラドス星人のハーフ。地球がグラドスに侵略されることを地球人に知らせに来たエイジは、親が設計したSPT(人型機動兵器)のレイズナーに乗って火星の米側基地へ。追手のグラドス軍のSPTと戦闘に陥り、火星基地は火の海に。地球から火星に来ていた若者たちも戦闘に巻き込まれるも、後にエイジと協力して地球へ帰還。(道中、エイジが持ち込んだSPTに若者たちも乗り込んでグラドス軍と戦う。)

○ストーリーは大きく分けて2部構成。火星でのエイジや地球人の若者らと敵(グラドス星人)のコンタクトから、本格的な地球侵略までが第1部。第2部は、その3年後にグラドスに支配された地球が舞台。

○メカ:SPT/人型の機動兵器。コックピットが頭部にあり、グラスキャノピー。主人公機のレイズナーには一時的に出力を向上させるV-MAXと言う機能あり。

2.感想

(1)AIや自律兵器を取り込んだ先駆け的な設定

それまでのロボットアニメには無かった、自我や意思を持ったロボットの描写・表現に挑んだ作品とされていましたが、当初はレイズナーの制御用OS的な存在だったレイは機械的な反応しかしません。

中盤でフォロンと言う存在が登場し、人間の命よりも任務優先のフォロンに主人公のエイジは反抗しますが、最終的にエイジの考えにフォロンが従い、レイが戻ってくると言う結果になります。

(2)不運の番組打ち切り

最大の原因はスポンサーの降板です。スポンサー社の製品に問題が発生したことからTVCMの放送の継続ができないなどを理由に降板せざるを得ない状況になり、また、プラモデル製品の売り上げ低迷等も理由としてあげられています。

アニメ作品としての評価が高かっただけに残念と言わざるを得ません。

本当は番組打ち切りが無ければレイズナーMk2が後半の主人公機になる予定だったらしいですが、番組打ち切りを受けて、強化型レイズナーで番組は終了しています。

いきなり番組の打ち切りが決定したため、前週の次回予告と最終回が全くかみ合っていないと言う残念な終わり方は当時の少年たちにとってはショックでした。一応ですが、後のOVAで未放送部分の話は補完されています。

(3)軽快なオープニングと細かい描写の作画は秀逸だったのですが…

個人的に、オープニングの絵や歌はとても良い感じ(装甲騎兵ボトムズのような印象も)だったのですが、残念な点がひとつだけ…。

ここは高評価をつけるライターさんの方が多いとは思うのですが、オープニングの歌の途中に、いきなりその日のトピックスが入るんです。

第1話を見た時に、その演出の狙いがよく理解できず、唐突感しかなくて頭の上に『?』がいくつも付きました。「そこがいいんだよ!」と言う人が少なくない中、私にはちょっと馴染めませんでした。演出と言ってしまえばそれまでなんですが…。

(4)個性の塊的なキャラクター

「レイズナーと言えば?」と聞けば、大半の人が答えるであろう。

ゴステロ

放送コードに引っ掛かるセリフがオンパレードなので、詳しくは説明できませんが、とにかく個性の塊的なキャラでした。

主人公エイジの姉との関係もですが、後半では一度エイジに敗れて4んだと思っていたら、サイボーグになって復活するなど、ハチャメチャでしたが、レイズナーの物語に深みをつける良いアクセントにもなっていたと思います。

3.最後に…

太陽の牙ダグラムや、装甲騎兵ボトムズを手掛けた高橋監督のロボットアニメの集大成になるはずの作品でしたが、残念なことに途中での番組打ち切りでラストまで完全な状態で放送されなかった悲運のアニメでした。

後にゲーム(主にスーパーロボット大戦など)にも登場して、年代を超えて知られることにはなりましたが、当時のレベルで考えると、とても良くできたアニメだったと思える作品です。

いつか定年してゆっくりアニメを見れる時間ができたら、また1話からゆっくり見たいなぁ……と思うアニメです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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