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【投資】夢と金/本の紹介

(全1,777文字)
今回は、最近読んだ本の感想です

【夢と金/西野亮廣(にしのあきひろ)氏著】

一応【投資】マガジンに入れてますが
内容的には【お金に対する考え方】を説く本です

本の内容について、Amazonの公式ページに詳しいコメントが多数ありますので、そちらもあわせてご参照下さい。


1.全般

日本人が苦手な【お金の話】を分かりやすく、短くまとめて書いてくれているので、とてもテンポよく読めます。

あまり本を読む習慣のない方でも、比較的ストレスなく読める本じゃないかな?とも思います。

他方、本に書いてあることだけでは、詳しく理解できないところも少々あるので、自分で調べる努力も必要です。(特にNFTなど)

2.お金に対する考え方

お金についての本質的なことを、直球で分かりやすく書かれています。

ちょっと注意が必要かな?と思ったのは、この本は読みやすい反面、盲点もあると思いました。

誰もがお金持ちになりたい!と思うけど、自分にとっての幸せとは何なのか?が決まっていない状態で、お金持ちになってしまうとどうなるか?までは細かく書かれていません。

大きなお金を持つことの意味を十分に理解し、自分なりに考えておくことも必要だと思いました。

3.NFT

ブロックチェーン技術を用いたデジタルデータの所有権を取引するトレードの一種なのですが…。NFTのことは大多数の日本人が知らない世界です。この本では『石のお金』を例にとって、知らない人でも理解しやすいように、とてもわかりやすく説明してくれています。

新しい事を1日でも早く学び、実践することの重要性を説くために書かれてますので、NFTについての『長い説明』はあえて書かれていません。

現在、NFTに個人で参入するのは少しハードルが高く、本に書いてあるキーワードをコチョコチョっと検索して、サクサクっと出来るような代物ではありません。最低限それらを理解するには、この本を1冊読んだだけでは再現性は低く、専門的な知識を得るには相応の勉強が必要です。

あくまでも個人的な意見ですが…。
現状では日本は暗号資産の市場からは大きく出遅れている。国内の暗号資産の税制に係る法的枠組みも未成熟です。暗号資産の運用が安全にできる条件が整い、かつ、暗号資産に対する課税制度の見直しなどが完整した時には、既に個人レベルで参入するには出遅れている…そんな可能性も否定出来ない。だからこそ、新しい知識を早く得ることの重要性を説かれてるのかなとも思いました。

私もオープンシーでのNFT購入経験はありますが、様々な苦労があり、本格的な取引をするまでには至っていません。西野さんは本の中ではサラッと書かれていますが、マネタイズに至るまでには相当のご苦労があったことと思います。

これだけは忘れてはならないのが、楽をして稼げる方法はないことを肝に銘じておく必要があります。

4.まとめ

「世の中のいろいろな問題の8割がお金で解決できることなのに、多くの人がお金以外の方法で解決しようとして苦しんでいる。」(1年で億り人になる/戸塚真由子氏著)

夢と金を読んでいて思い出したくだりでした。

この本に書かれていることの大事な部分の理解を深めるには、やはりマネーリテラシー(お金に関する読み書きの力)はあった方がいい。いや、それを持たずに読んでも、「すごいなぁ」で終わってしまいそうな気もします。それだけだと非常にもったいないです。この本を読んでお金の勉強の必要性を感じるきっかけになるなら、その入り口としては良い本だとも思います。

若い子に金持ち父さん貧乏父さんをススメても、大半の人が2~3ページ読んで、すぐ横に置いてしまうのを何度も目にしました。理由は簡単で、読みにくいからです。その点、この本はとても読みやすいので、今までお金の勉強をしたことの無い人、お金のことをあまり深く考えたことの無い人、また、本を余り読まない方にも、最初の一冊としては良い本かも知れません。

最初の1回目は半日で読破しました。
その後、最初を含めて4回ほど読みました。
今は5回目をゆっくり咀嚼しながら読ませて頂いてます。

今回は本の紹介記事でしたが、良い本だと思いますので、梅雨の日にお家でゆっくり読まれてみてはいかがでしょうか?

どこにでもいる一人の読者の感想でしたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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