高卒親でも借金無しで子供2人を私立大に通わせるのは十分可能という話

約半数の大学生が、奨学金という名の借金を背負った状態で社会に出るという。正直可哀想とも思うかな。自分も決して裕福な家で育ったわけではないし、学歴も高卒。それにより収入もサラリーマンの平均年収程度。ちなみに平均年収ってのは女性も非正規も含んだモノだから、男でしかも正社員の年収としては真ん中より断然下である。

にも関わらず、現在2人の子供を私立大に通わせることが出来ている。上の子は念のために奨学金(無金利)を借りたが、卒業と同時にほぼ全額返せそう。上の子が余裕あったことで、下の子は奨学金を借りることもやめた。それでも卒業までの学費の目処は立っている。

少ない収入で年間100万円を超える学費を2人x4年分出すのは正直言って相当キツい。普通に給料から出していてはとてもじゃないが足りない。じゃあどうすれば良いの?って、まずは正社員として働くこと。自分の場合、高校卒業後、販売員として7年間働いているうちに漠然と将来への不安を感じ、何の資格も持たないままIT系へ転職。

転職直後は前職より全然給料も少なかったが、真面目な働きぶりを評価してもらい、給与体制を年俸制へと変更。これにより一気に1.5倍程度に増えた。その後はIT系の資格をFE、AP、PMと取り、確実に資格手当をゲット。うちの会社は資格手当が月給に上乗せされるシステムだったのでそのまま単純に給与が増えた。

転職してすぐ結婚したのだが、結婚と当時に月3.5万の財形貯蓄を開始。年俸制になると退職金が出ない、その分を毎月給与に乗せるという契約だったので、退職金代わりに貯めることにしたのだ。それが正解で、上の子が大学受験をする頃には学資も入れてトータル4桁万円くらいの貯金が出来ていた。塾代+受験料、さらには滑り止めの入学金(返還されない)でその時期は かなりの万札が羽ばたいて消えた。

3年後に下の子の受験が来るんだけど、とにかく下の子は要領が良い。高校、大学と受験することなく推薦のみで進み、本人が楽をしすぎじゃないかと心配するフリをしつつも、受験がないと金銭的負担は相当ラクである。成績といってもそこまで優秀でもなく、身に合ったレベルではあったものの、内申点や成績で指定校推薦をもらえる程度の優秀さはあった。

かくしてノー学費ローン、ノー奨学金で2人の子供を社会に出すことが出来そう。子供らにしたら、貧乏な(親ガチャ)ハズレ家庭に生まれたと思っているかもしれないが、なんとか最低限の親の役目は果たせそう。

欲を言えば、(現)プライム企業に勤めていた妻が出産を機に仕事を辞めていなければ、もっとラク出来ただろう。

ということでまとめると・・・

・高卒親でも子供二人を無借金で私立大に通わせることは十分可能
・キーワードは「正社員」「年俸制」「財形貯蓄」「資格をとる」

ちなみに家のローンはあと18年残っている・・・。というか低金利の昨今、早期返済するくらいならその金を投資信託に回した方が良いと思う。

現在でも財形+投資信託で月7万の預金は続けており、上の子卒業と同時にまた増加の道に戻る予定。要するに今は貯蓄しつつも目減りしている状態ではあるものの、下の子が卒業する3年後にはV字回復する予定。

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