2018年上半期の振り返り
2018年が半分終わりました。終わらないでくれ。なんだよ、誰に断って終わってんだよ。おい、上半期。息しろよ!なんとか言えよ!ここで終わってどうすんだよ…。何も仕事終わってないよ…。気づいたら夏が終わって、秋を迎えて、雪の長野に戻るのかよ…。
それはそれで好き。
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毎年ギアを一段ずつ上げて加速してる実感はあるんだけど、2018年上半期は「メディア運営」「地方行脚」「長野の仕事づくり」「Huuuuのチームビルディング」「新たな露出」「下半期の仕込み」などなど、それぞれ方向性の違う動きが枝分かれした状態で走ってきました。
長野に拠点を構えて「オフの時間を作る」ことが目的だったのに、気づけば長野の時間もオンになってしまいました。本末転倒のやってこ精神。止まると死んでしまうマグロのような狂気を追い求め、自分と仲間を鼓舞し続けた結果、目が虚ろな日も増えてる。やばいよ、やばい。黒目の輪郭が曖昧になって、まっすぐ歩けなくなり、無意識に太陽を見つめて、声にならない声をボソボソ囁き出す。
「あ、この現象って大阪の路上で見かけたおじさんたちと一緒だ!」
幸い孤独じゃないから戻ってこれたけど、孤独を溜めて心に空いたスペースにアルコールをもし流し続けたら…。それはもう客観性を失った路上のおじさんに近づくんだなぁと、思いもよらぬ発見がありました。そういう意味では、めちゃめちゃ良い体験ができたと思っています。押忍。
というわけで、ざっと2018年上半期を振り返りますね。
●2018年のスタートは「藤本さん参り」@神戸
1月初旬。藤本さんには内緒で神戸までいきなり駆けつけて、藤本さんと飲むイベントがありました。仕掛け人は発酵デザイナーの小倉ヒラクくん。柳下おじさん含めて4人で鮨をつまみつつ、かなり踏み込んだ話をした記憶がります。
すべてこはここからやってこ!のブーストが始まったんじゃないか? 最近そんな話をしていて、現にこの4人の2018年は多忙を極めている。リソースの奪い合い。やったら、やりかえす。やってこ戦国時代の幕開けだ!
●やってこ!クルーの結成
やってこ!シンカイの前哨戦として始まった「やってこ!マーケット」。東京×長野のプレイヤーたちを引き合わせて、試しにマーケットをしてみたら大盛り上がり。熱きおじさんたちの鼓動は高鳴り、「明日の前借り」文化がここで醸成されました。みんな最高。そしてこの祭りは二ヶ月に一度開催されて、全員が「頻度が高い!やってこ死ぬ!」と追い込まれています。
●全国行脚は止まらないぜ
本業はジモコロ/BAMPの編集長。日々の関係値を貯める全国行脚は毎週のように続いています。なんか気づいたら週末の予定埋まってるんですよね。酔ってるときに「じゃあ、予定決めよう!」とみんなで覚悟のカレンダーを差し出して、予定を埋め合う。この現場感こそ僕のエネルギーの源泉です。机の前に座ってるだけじゃ、ローカルは語れない。現地に行って行って行って、強い言葉を置いて帰る。すると、その土地で出会ったプレイヤーたちとの関係値が深くなる。みんなもっと旅しようぜ!!
・神戸 藤本さん参り
・岐阜 ジモコロ取材ツアー
・大阪京都 予定なしツアー
・群馬高崎 打ち合わせ訪問
・秋田 ジモコロ取材ツアー
・大阪 法事顔出しツアー
・北海道道東ツアー
・草津応援ツアー
・京都 森を歩くツアー
・山形 日帰りイベント登壇
・蒲郡 森道市場出店
・鹿児島 ジモコロ取材ツアー
・山形 ジモコロ取材ツアー
上半期の移動記録。ここに毎週の長野⇔東京の移動が含まれる。果たしてこれは二拠点生活なのか? 多拠点生活なのか? 考えたらYour Lose。
●漁業メディアプロジェクトの立ち上げ
新たなチームを作って、漁業メディアの立ち上げ準備を進めています。本当はリリースしていてもおかしくないんだけど、大人の事情に巻き込まれて停滞中…。下半期こそは!産声あげるぞ!!
●海賊シェフ「鳥羽さん」との出会い
ジモコロで取材した海賊シェフの鳥羽さん。何度もお店通っているんですが、鳥羽さんの人生を大きく変えたきっかけの記事にもなったし、鳥羽さん周りの料理人との出会いは2018年上半期の大きな出来事になったと思っています。完全にやってこ!料理人。今後の動きが楽しみだし、第二弾のおっかけ取材も予定しています。
そして最近、バーグハンバーグバーグ時代に担当していたぐるなびのオウンドメディア「みんなのごはん」の月イチ担当が決まりました。個人的に一番興味のある「新たな食の価値観」を骨太に掘り下げていくぞー!
●北海道 道東ツアープロジェクト
北海道の若者たちが企画した「道東大作戦」。CAMPFIREのプロジェクトに呼応して、藤本さん、柳下さん、小倉ヒラクくん、鶴と亀の小林くん、ALL YOURS木村くん、そして僕を入れた6人で道東をめぐったんですが、あまりにハードすぎてツアー終了後に藤本さん、小林くんがウンコを漏らしてしまいました。その後、ここでの出会いは続いていて、森道市場での再会、さらに8月下旬に再び「帯広」を訪ねて、そこからやってこ!界のレジェント「シゲちゃんランド」に乗り込む予定です。
やってこ!の次は「俺はやってるの確信」。
●アメリカ・ポートランドの旅
3月末。世の中に期末があることを忘れていたんですけど、そんなの関係ねぇ!と言わんばかりの経営者&フリーランス集団でアメリカ・ポートランドへ行ってきました。7泊9日の旅。
人生変えちゃう旅かもね!? と、どこかのアイドルのような歌詞感覚で乗り込んだものの、どちらかといえば長野在住女子ライター・ナカノちゃんの現地での行動力(モノを仕入れて売る感覚やセンス)を目の当たりにして、シンカイの店長をお願いしたので人生変えたのはナカノちゃんでした。全部つながるもんなんだよな。なんにせよ人生初のアメリカは、早めに行っといて大正解でした。詳しくは下記のnoteにまとめております。
●ジモコロ草津応援ツアー
金屏風の前に立っていますが、これは草津・白根山噴火の風評被害をぶっ飛ばそうぜ!と企画した「ジモコロ草津応援ツアー」の様子。熊本震災以来、二度目となる”仲間集めて自腹で乗り込んで、楽しみながら情報発信をしよう”です。
詳しくはこちらで。何かあったら動ける情報発信チーム「doooo(ドゥー)」を作ったんですが、結果的にこのネーミングがTBSの司会番組へ受け継がれることになりました。両方やるんですけどね。
ThinkよりDo!
●長野県知事に抱かれてきました
長野にもっと食い込むぞ〜!と野心モリモリで作ったジモコロの取材記事です。
結果、がっつり抱かれました。
●美意識の本気フェス「森、道、市場2018」に出店
美意識を宿った人たちによる超イケてるフェス「森、道、市場2018」。去年取材した流れで主催者の岩瀬さんから「ジモコロで出店しませんか?」とオファーが届いて、即席のジモコロ女子チームと共に出店してきました。4泊5日の本気出店。
家飲みと称してゆる〜くやればいいかな…と思ったのは大間違いで、出店してみないとわからない課題にガンガンぶつかりまくって、さらに最終日は大雨10時間の災難に見舞われました。それでも、文化祭のような激しい高揚感と出店の醍醐味を肌で感じ取ることができたし、ジモコロ女子チームの結束力は絶対にお金で買えないレベルまで達しました。
8月、9月、10月にかけて北海道・帯広、群馬、秋田と出店が続くので、来年に向けて練度を上げておきます。マジでやってやる。
●人生初のニュース司会番組「動いて動いて動こう! Dooo!」
自分でもいまだに驚いているし、まだまだ慣れていないんですが、人生初のニュース司会番組「Dooo(ドゥー)」がスタートしました。TBS系列なんですが、基本的にはWEB&SNS向けの短い番組です。ゲストは、柳下恭平さん→望月優大さん→脇雅昭さんと収録しています。いやー、難しい。でも、表舞台に立って、やったことのない領域にチャレンジする姿勢は超大事。今後もコツコツとやっていこうと思っています。
●初のリアル店舗にチャレンジ!「やってこ!シンカイ」
2018年上半期を費やした一番のプロジェクトは長野市にオープンしたリアル店舗「やってこ!シンカイ」です。
4月から2ヶ月近く、ほぼ休みなく前述のプロジェクトや取材ツアーを並行してこなしつつ、仲間たちの大きな協力を得てどうにかどうにか完成することができました。改めて皆さんありがとうございました。
CAMPFIREのプロジェクトも300万円を達成し、少しずつリターンの準備も進めています。といってもまだ始まったばかり。イベント企画や司会もあるし、関わってくれている人たちへの恩返しもしないといけないし、締切のないずっとやり続ける店舗営業の大変さと面白さを同時に噛み締めています。
公式HPも完成して情報整理しているので皆さんぜひ遊びにきてください。真夏の古民家は灼熱だぜ!
そして日々のシンカイの動きは、「やってこ!応援プラン」(月額1000円)と称して店長ナカノちゃんによる日記を更新しています。月額制の店舗チャレンジ、まだまだ購読者も少ないのでぜひ応援してください。よろしくお願いします。
1982年生まれ。全国47都道府県のローカル領域を編集している株式会社Huuuuの代表取締役。「ジモコロ」編集長、「Gyoppy!」監修、「Dooo」司会とかやってます。わからないことに編集で立ち向かうぞ!