ブログも不自由になったものだ と思うんだ

ブログ。アクセスを集めるにはアイキャッチ画像が必要で、読んでもらうためには「役に立つこと」が必要で、アクセスなけりゃそれは無人島と一緒で、それじゃ面白くないし金にもならない。それがブログ。

金だ。いや、お金は敬う人のところにこそやってくるらしい。お金だ。ちがうお金様だ。ブログは跳ねればお小遣いがもらえる。夢がある。わたしはもっとお金様がほしい。すきなんだ。すきなんだお金様が。たくさん来てほしいんだ。モテたいんだ。

ブログがお金になる、というのは、近頃始まった話ではない。21世紀になる前から知っている人はやっている、夢の鉱脈だったのだ。ブログはお金になる。広告収入でにっこにこ、そしてブログ自体が有名になれば出版されたりする。なんというサクセスストーリー。

わたしは21世紀になる前から、ブログサービスが一般的になる前から、その情報をキャッチしていた。htmlも勉強した。タグ打ちしてホームページを作った。更新は、あまりしなかった。ブログも作った。夢に燃えていた。家から一歩も出ないでお金を稼ぐという夢に燃えていた。でも、更新はあまりできなかった。

なぜだろう? 答えはわかっている。わたしがゆるっとしているからだ。お茶を飲んでいると、なぜか一日が終わってしまう。土日はゲームや読書に忙しい。それにたぶん、自信もなかった。「やればいいだけ」で行動できるのは、行動できるスキルが高いエリートだけなのだ。わたしとは住む世界が違う。

そうして、家でお金を稼ぐというわたしの夢は、頓挫したまま時が過ぎていった。その間に、アドセンスもアフィリエイトも「もう遅い、儲からない」と言われ続けていた。20年以上、「もう儲からない」と言われ続けていた。色々なSEOが流行り、消えていった。それを眺めながら、私は電車に乗って仕事に通い、旦那とそれなりに運命的と言えなくもない出会いをして、結婚をして、子供ができた。

子供ができたら、在宅で仕事がしたい。それがわたしの目標だった。だからもう一回、アフィリエイトしたいなって思った。

ここはひとつきちんとやってみようじゃないか! と思って、ブログ運営の本などを買って勉強しなおして……、今に至るのですが、ブログの定石はわかったんだけど、あんまり気軽なもんじゃなくなったなっていうのが今の気持ちです。

ブログはブログで、コンテンツを切り取ってページを作りこむというのは楽しいのだけど、やっぱりそれなりにカロリーがかかる作業です。そして、なんとなくブログって今、そのカロリーのかかる作業がもうデフォルトっていうか、もうみんなすごいよね。すごいよね。そう思うよね。

でもわたしは、もうちょっと気軽に、むかしむかしのブログみたいに思ったこと気軽に書きたい。そして読んでほしい。だからnoteでエッセイを書くことにしました。

結局のところ何が言いたいかっていうと、わたしはゆるっとしてるということですかね。そう思わないと、ダークサイドに落ちそうな日もあるけどおおむねはとても幸せ。そういう毎日。ふふ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?