たいせつなひと

大切な人を傷つけられると
わたしが傷つくのはなんでなのかな
私自身が貶められたわけじゃないのにね

大切なあの子を愛しているということは
あの子の中に、そっと自分を住まわせるということなのかな
あの子を、そっと自分の中に住まわせるということなのかな
それは美しいようで、少し怖いね
わたしはわたしで、あの子はあの子なのにね

自分勝手を愛とは呼びたくないけれど
愛はどこか自分勝手
自分の中にしかないものをあの子に映して
その見返りを求めてしまうの

けれどあの子を
守りたいというこの気持ちの白さは
「確かなもの」という手触りで

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