春に出会い
あっという間に夏となり
奏でる音が少しずつ増えてきて

イトウコウスケ。との音楽創りは
自分探しの旅の再来

大人になるとこんなものかな
そこそこうまく過ごせるようになり
傷つくことも哀しむことも薄くなり
嬉しさも楽しさもパステルカラーのように
きれいだけど感じる心も落ち着いて

ひとりでいることも
みんなとうまくつきあうことも
うまくなったなぁと思っていた

イトウコウスケ。と出会うまでは

ひとはこんなに考えていることが違って
ひとは表現の仕方が全く違って
ひとは感じていることがまるで違って

そんなひとと初めて会ったような感覚

でも全く違うわけでなく
自分の思いに忠実に
自分の言葉に誠実に
自分の心に正直に
そんな生き方をしている
彼を見ていたら
わたしととても似ているとも感じて

人生波風立てないよう
うまくやっていたと思っていたけど
それはわたしのほんとのこころの声に
蓋をしていただけなんだと気づく

相手のことを知ろうとすることが
自分を見つめなおすこととなり

音への探求も深まりつつ

ひとりじゃないから
こころかき乱されるから
わたしがなにものか探し始める

すっかり忘れていた
人生の醍醐味を
いまわたしは音創りと共にかみしめている