無事社会復帰も出来て…
日々の暮らしも戻り始めた

でも戻るのではなく
生まれ変わることを
促されている感じがした

少しずつカラダも動けるようになり
なんとなく体験的にいろいろチャレンジ
それでも何かが足りない…

以前から再び音を奏でたい
そんな思いはあった
でも…でも…となにかが邪魔する
…大きなプライドだった

私は音の世界に戻らない覚悟で
法律の世界に飛び込んだ…
もう二度と戻らない…そう決めていた
しかし法律の世界には入れなかった

想いが揺らぎ始める
本当にそれでいいの？
…プライドも邪魔する

そのときSNSで音大時代同期の友人が
信州でアーリーミュージック音楽村
ゴシックハープなど古楽の音楽祭を
毎年主催している投稿をみる…

いや、毎年…見ていたけど
きっとどこかで気持ちにふたをしていた

あ〜わたしもこの中に入って奏でたい
果たして私で出来るのだろうか…
心が揺れる…ゆれる…ユレル…

次の瞬間…彼女にメッセージを送っていた
わたし、習いに行ってもいいかなぁ？
彼女の言葉…来て来て〜❣️喜んで❣️❣️❣️
その言葉に勇気づけられた
…そして決めた…音楽に戻ろうと

このときから音楽との共生
奏でる、表現すること
再び始まることに…
魂の喜びを感じる日々…

人生は一度しかない
出来ることは限られている
そんな中で巡りあえたことに
敬意を表して歩んでいこう

だから…
いらないプライドは捨てる…
そう生きていこうと決めた瞬間

…つづく