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いつぶりかに感じた「フクアリ」の盛り上がり

 ジェフユナイテッド千葉のホームスタジアム「フクダ電子アリーナ(通称フクアリ)」で試合を最後に観戦したのはいつだろうか。それが思い出せないくらいに、僕と「フクアリ」は遠ざかっていた。

 今回作成したリール動画にはその驚きと、改めて「サッカー観戦」というものに対して向き合ってみて感じたことを動画にしてみたつもりだ。

 「スタジアム」及び「サッカー」が身近にあった僕にとって、サッカーはずっとそこにあるもの。そう思っていた。

 しかしジェフユナイテッド千葉の象徴であるオシムの姿を見ていると、とてもそれは当たり前のことではないような気がしてきたのだ。

 紛争や戦争、経済、人気、社会問題。様々な要素が混ざり合っているなかで、「サッカー」というものは毎年のように行われてきた。そしてそれは決して当たり前ではない。

 サッカーを残そうと、盛り上げようと努力し、好きで居続けることをいとわずにいてくれた人々のおかげだ。

 僕が訪れたフクアリには多くの子どもたちが来ていた。これってほんとうにすごいことだ。スマホにはなんでも揃っていて、サッカーだってスマホ1つで観ることができる時代に、彼らはわざわざスタジアムまで来てくれた。

 おそらく、このような何気ない個人の一歩一歩が、サッカーをこれからの未来にも残していくのだろう。

 ジェフユナイテッド千葉はいまJ2にいる。今シーズンは悲願のJ1復帰が現実味を帯びてきているシーズンなだけに、スタジアムの盛り上がりも凄まじい。

 しかしここ「フクアリ」にはそれ以上の価値がある。「勝つか。負けるか。」「J1か。J2か」「強いか。弱いか。」のような二項対立ではなく、「ジェフユナイテッド千葉」を観に来ているサポーターが集結している場所。

 そんな「スタジアム」をこれからに残していくためにできること。それを「ジェフユナイテッド千葉」は探して、つかみ取っていくのだろう。


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