ホリエモン著作「なんでお店が儲からないかを僕が解決する」を読んだ

これから飲食店を経営するので読んでみました。本のタイトルの日本語ちょっとおかしくね?と思いつつ、自分なりに特に大事だと思ったことを3つにまとめてみます。

1)効率化を進めよう

儲かっていないお店は、1つのやり方、メニューに固執してしまっているケースが多い。

1. キャッシュレスにしよう

手数料を嫌ったり、売上を誤魔化すためにクレジットカードを導入しない店があるが、健全ではない。レジ精算の手間が省けたり、顧客リストが作りやすくなったり、メリットが大きい。導入コストも下がっている。情報収集すればすぐわかること。

2. マニュアルを活用しよう

職人の経験知に頼った運営は非合理。牛角は肉の切り方などをマニュアル化して経営効率を向上している。誰でもできるようなオペレーションにしよう。

3. SNSを活用しよう

お店の予約状況、仕入れ状況を発信したりと、顧客とコミュニケーションするのはもちろん、生産者とSNSで直接つながる例も出てきている。豊洲(本文内では築地)などの市場では、どうしても顔馴染みの店が優遇されてしまう。

2)常に刷新して客をわくわくさせよう

昔ながらのメニューを守り続けるよりも新しいメニューをクリエイトして客を飽きさせないことが大切。

1. 他店から学ぼう

儲かってないお店ほど、他店を研究していない。世界で一番のレストランは食べ歩き担当者までいるという事実がある。料理に著作権はないが、まんまパクるのではなく、パクった上で新しいものを生み出そう。

2. 流行り廃りを見極めよう

料理の世界は流行り廃りがある。

3)誰かの幸せを犠牲にするビジネスモデルは長続きしない

飲食はブラック労働という固定観念をぶっ壊そう。

1. 飲食業のステータスを改善する : 長らく料理人というのは大学に行けなかって人が手に職をつけるために得るものという時代があったがもう古い。

2. 値段を見直そう : よいものを手頃な価格で提供できるに越したことはないが、それが誰かの幸せを犠牲にしているものだとしたら不健全だ。安易に価格に逃げず、きちんと労働対価を得られるように工夫しよう。

3. 目標をはっきりしよう : 年収、年商をいくら欲しいのか。それによってビジネスモデルは変わる。


以上がまとめです。最後に、この本を読んでどう自分の行動に落とし込むかを考えたいと思います。

自分が何をするか

自分のマルセイユのお店で、ホリエモンのアドバイスを実践してみたいです。

1. キャッシュレス化

麻布十番のある餃子屋さんみたいに、現金を受け付けず完全キャッシュレス化するというのもおもしろい。ここはマルセイユというマーケットを見つつ。

2. 安易に価格勝負に逃げない

日本ではファーストフードやコンビニの影響で、コーヒーの値段が安くなっています。僕も、「お客さんが気軽に来れる店にしたい」と思い値段設定を安めにしようかと考えていましたが、安易な価格競争は仕掛けないように考え直し地と思います。

3. SNSを最大限活用して、仕入れも直仕入れを目指したい

僕らがやろうとしている抹茶カフェをフランスで展開するには、食材は輸入に頼ることが多くなってしまうが、ゆくゆくは直で仕入れるようになりたい。

いや、僕にサポートだなんて...僕にお金渡されても楽器に使ってしまうので、、、あなたのお金はあなたのために使ってくださいw