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物事を客観的、あるいは俯瞰的に見つめてこそ、いままで気がつかなかった真実や大事なエッセンスを発見できるのです_佐藤可士和

また悲劇的な事故が発生し「またか」ではなく別の視点からこの事実に何が潜んでいるのかを考えてみようと思うまるやまです。

福岡市早良(さわら)区の市道交差点付近で4日、男女計9人が死傷した事故で、計5台の車と衝突や接触を繰り返した車は、制限速度の50キロを大幅に上回るスピードで交差点に突っ込んだ・・・現場周辺に目立ったブレーキ痕は今の所ない。

まだ明確な原因は明らかになっていませんが、所謂高齢者が起こしてしまった悲劇的な事故であることは間違いありません。

よくこのようなニュースが流れるといくつまで免許更新を対応するのか議題に上がりますが、年齢で一律決めるのは非常に困難な問題だと思います。

80歳過ぎても若々しく、軽快に車を運転できる高齢者もいれば、60歳過ぎでも認知機能が低下しており運転するのが危ない様子の高齢者もいらっしゃいます。

管理する側としては年齢で縛るのが一番わかりやすいかもしれませんが、そう簡単にはいきません。やはり便利なものだからこそギリギリまで手放せなく、結果「まさか自分がこんな事故を起こすなんて」というような事象が多数発生しています。

しかし、今回このまた高齢者の事故かというところに疑問視しました。数年前から比較的多く取り上げられるようになった高齢者事故ですが実は20代が起こす事故の件数より圧倒的に少ないという事実をご存知でしたでしょうか。

少し昔のデータになりますがこちらをどーぞ

全体の件数が多い少ないで善し悪しを判断する内容ではもちろんありませんが、高齢者の事故ばかりが多発しているかのようなメディアの報道により勘違いしている人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


物事を客観的、あるいは俯瞰的に見つめてこそ、いままで気がつかなかった真実や大事なエッセンスを発見できるのです


ユニクロやキリンビールの商品パッケージなどを手掛ける、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏の名言になります。

何も違和感を覚えることなく今回の福岡の事故を見ていたら「またか」と思うだけで過ぎたかもしれないニュースでしたが、客観的・俯瞰的に捉えた考え方をするだけで、別の角度の問題を切り取ることができました。

この高齢者の起こしてしまった事故はとても残念な出来事で悔やまれることは変わりありません。しかし、高齢者だからではなく、運転手の年齢関係なく交通事故ということ出来事自体が非常に悔やまれる事象であるということを忘れてはいけません。

物事捉え方一つで見えてくる景色が変わることをお伝えし本日は終了とさせていただきます。

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