セミナービジネス

カウンセラーやセラピスト関連で個人開業されている方が、クライアントさんとのマンツーマンのお仕事だけでは生計を立てるのは難しいというような話を聞いたりします(もちろんそれだけで生計を立てている方もいらっしゃるでしょうけど)。

価格競争にも限界があります(マッサージ1時間3000円切るみたいになってゆきますよね)。

その為に、多人数を相手にしたセミナーなどを開く場合もあるのかなぁと…。

クライアントを集めるためだったり(フロントエンド商品として)、同じような立場の人を増やすためだったり(資格を発行していたりとか)して経営を安定させている。

ということは、カウンセリングやセラピーを受けたい人よりも、カウンセラーやセラピストになりたい人を相手にした方が商売繁盛なのかもしれませんね(非常に安直ですけど)。

そもそも何かに困っていてそういうサービスが受けたい人は、健康保険が使えるようなサービスが第1選択になりそうですし…(今は医療機関もしのぎを削る時代ですから)。

[カウンセラーやセラピストになりたい人] ≒ [他人の役に立つ仕事をしたい人]が沢山いるのは良いことだと思います。

そして、そういう方を対象にしてサービスを展開するのも別に悪いことでは無いと思います。

でもきっと、そのサービスを受けてカウンセラーやセラピストになられた方は、それだけでは生計を立てるのが難しいのかも知れません(趣味なら全然ありですね)。

「もっと沢山のセミナーに出て、場合によっては海外にも学びにいって、色々なテクニックを身に付ければ、あるいは…」とセミナージプシーのようになってしまうのかもしれません。

別に誰が悪いわけでも無いですし、何かを否定するつもりもありません。

ですが、カウンセラーやセラピストになる前に、そもそも何で「他人の役に立ちたい」と思った(思ってしまった⁉)のかと向き合うのは大事なことかなぁと思います。

カウンセラーやセラピストになって他人の問題(に見えているもの)に向き合うことが、自分自身から目を背けることに繋がってしまうのだとしたら、何かちょっと悲しいですよね。


自分も数え切れないくらい、セミナー行ったなぁ…笑。

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