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第157段「本当の2.0」

独り言。
リアルでもネットでも大部分のビジネスやエンタメは人を集めることを生業にしてる。
でも人が集まってることが苦手な人も多い(僕もそう)。
だからって個々に分離して好き勝手だと何も生まれない。
この矛盾を解消する手立ては無いだろうか。
例えば、人を集めなくても生業が成り立つ仕組み。

ある人と知り合いになるとその人の生み出したモノを闇雲に受け入れて絶賛しなければならないような関係性が窮屈だ。
でも関係性こそが評価の基準な人が結構いて、それを暗に求めてきたりorそのためだけに関係性を求めてくる人もいる。
自分が嫌いな悪質なモノを関係性で評価することは、最悪でしか無い。

信用とは本当は関係性の量では無くそのヒトモノコト自体の質である。
しかし沢山の人との関係性の構築こそが信用度を高めることだと特にビジネスでは(ある意味意図的に)誤解されて、集客やアクセス数や視聴率や売り上げの増加に邁進する。
結果、リアルでもネットでも見せかけの信用だけが映えて、社会に不信と不振が増える。

自分がダウトなヒトモノコトには、他人がどう薦めようがどう評価しようが近づかない。
でもそれには自分で判断する知性と技術と経験が必要だし、自分の判断が間違ってないか普段の確認と不断の修正が求められる。
これは精神的&体力的にも辛い。
そこを新たな仕組みで解決できると、時代はきっと動くと思う。

お金儲けや情報のバックアップにITやAIやSNSを使ってるうちは、昔より便利になっただけで(むしろ昔より窮屈になっただけで)、まだまだ何もバージョンアップしていない。
自分の知性を醸造するために、自分の価値判断の誤差の修正をバックアップするために、つまり関係性の量で無く自分自身の質で信用を生み出すために、ITやAIやSNSが機能するようになると、その時に本当のビジネス2.0やお金2.0が到来すると思う。



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