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第68段「他人や自分に騙されないように」

何かを産み出す人を本物だなと感じる時と偽物だなと気づいちゃう時がある。
それこそ本物は何を言ってもいいけど、偽物がヒットの仕方とかバズり方とか儲け方とかいちいち指南してると残念な気分になる。

でもこの言葉は自分にこそ跳ね返ってくる。
他人はどーでもいいのだ、自分がどう生きるか?

他人を騙さないように、他人に騙されないように。
自分を騙さないように、自分に騙されないように。
他人も自分も、適度に信じて適度に疑うしかない。

「こうしたほうがいい」は有るかもだけど、「こうすべきだ」は無い。
「〜すべき」に陥ってる時の他人や自分に騙されないように。

昔、浪人時代の予備校の先生が言ってた。
「僕は、自分にものすごく優しい。そして自分に厳しい人を信じない」と。
なぜなら人は他人には自分より厳しく接するから、自分に厳しい人は他人にはものすごく厳しいからだと。
なので、自分は他人に優しくしたいので、少なくともそれ以上に自分に優しくするのだと。

自分の想いに従って、自分の言葉を信じない。
他人の想いを慮って、他人の言葉を鵜呑みにしない。

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