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第50段「広さと深さか? 広さか深さか?」

佐渡島庸平さん井川啓央さんと小説を産み出すカフエマメヒコでのトークイベント。
佐渡島さんの話いつもグッと来る。

なぜ作家は作品を生み出すのか?→書いてるとキャラクターをもっと知りたくなるから。
そして本物の作家はキャラクターを一瞬で立ち上げられる。
そしてその立ち上げ方は、編集者には教えられない領域。

A「誰でもわかる」という広さとB「わかる人だけわかる」という深さは両立できるのか?
A and Bか A or Bか?
僕はテレビでAを求めBを否定され長年やってきた。
でも広さor深さでなく、広さand深さ両方可能と佐渡島さんは言う。村上春樹さんもこの前ラジオで言っていた。
僕にはその成功体験が無いからわからないのだ、多分。

つまり僕はA広さor B深さで、Bをやりたくてテレビ局を辞めたようなものだ。
皆で作るテレビではAandBはかなり困難だから。
でも漫画と小説はできると言う、それは限りなく個人の世界観で生み出せるから。

僕が今個人で作品を生み出したいのは、長年出来なかったその要求の現れなんだと気付かされた。

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