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第33段「想像力のない人にはなりたくない」

当たり前だけど、立場や知名度が違うと、相手の感じることと自分の感じることは互いに大きく異なるのだ。何が正義で何が大切で何が必要か?全然違う。だから相手の想いを想像して相手を慮るしかできないんだ。その想像ができなくて相手の思想や言動にただ怒りをぶつけてもそこから本質は生まれない。

相手の想いを慮る想像力が必要。でもいざ揉めると自分のレトリックを相手を打ち負かすことだけに使う輩がいる。相手を叩くことだけに重きを置くから結局本来の問題の核心には行き着かない。伊達に頭が良い(と思ってる)人の方がその能力を全部攻撃に使ってたりする。そのさもしさに気づいていない。

人間はそんなに強くない、ってことを理解できない人は、信用できないし、信用したくもない。できれば関わりたくもない。
その人にはきっと、他人の想いをイメージできるだけの想像力がないから。それは頭がいいとか悪いとか、地位が上だとか下だとか関係ない。その人の想像力次第だから。

例えば好きな番組なんていつまで続くかわからんし、
例えばお気に入りの料理店だっていつのま閉店してしまう。
例えばいつか会いたい人だってもう会えないって時が突然やってくる。
その時その瞬間やりたいことをやりたいだけやるべきなんだ。
やりたくないことをやってる時間なんて人生には実はほとんどないのだ。
好きじゃない人に拘ってる時間なんて人生にはこれっぽっちもないのだ。

それを想像できない、想像力のない人にはなりたくない。

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