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第163段「時代のおもしろさ」

それをおもしろいと思うか思わないかはその時代によるのかもしれない。時流というか。
自分が小学生の時と30代の時、皆が(自分も)おもしろいと感じていた人気番組が、ある日からふとおもしろく感じなくなった時があって、ほどなくその番組が終了した記憶がある。
あれは何なのだろう?
急に熱狂の集団催眠から醒めたような感覚。

おもしろいかつまらないかは絶対的なものじゃないのかもしれない。
それを感じる時代と人のセンスの共振、それが鍵なのかも。
当然その共振に敏感な人と鈍感な人がいて、多分鈍感な人の方が多いから、それに合わせて作るとヒットするんだろうけど、ヒットした時点がすでにおもしろさの終わりなのかも。

自分といえば、なんか最近作られるいろんなエンタメにおもしろさを感じなくなってる。つまらないわけではないのだ。よくできてるな、とかは思う。でもそんなにときめかない。

歳食って時代のセンスに鈍感になったのかもしれないし、経験過多で自分のセンスが敏感過ぎるのかもしれない。

でも自分の人生が気持ちいい方が自分には良いので、自分は自分がおもしろいと思うものと自分で出会おうと思う。

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