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第120段「雑談の有意性」

「雑談ができる人とできない人がいる。
雑談を許さない組織や環境がある。
でも雑談をしてるとその会話の機微でその人や組織やプロジェクトの好不調や潮目がわかる。
つまり雑談ができない人とか環境は、その好不調や潮目が測りづらいことであり、結果その人や組織やプロジェクトは中々上手くいかない。

そして雑談にも丁寧な雑談と雑な雑談がある。
本題に触れることを忌避するための時間稼ぎ的雑談は本当に無駄な雑談で時間の無駄だけど、むしろ雑談で本題が話しやすくなったり、場が和んだり、関係性が良くなる雑談ってのができる人や環境は、物事が前へ進みやすいし、やってても気持ちがいい。

しばし会話や議論や会議で効率化を求めるあまり、雑談的なものを忌み嫌う人や組織やプロジェクトがあるけど、それによりモノコトの機微や好不調や潮目や人間関係を軽視するから、結果仕事本来の効率が悪いことになることに気付いていない。
つまりどれだけ雑談というバッファを許容できるかが成功のカギだと思う。

雑談を上手くやると、その人も組織もプロジェクトも上手くいくと思う。その雑談をやる余裕こそが、なにかを進める上で一番大事なポイントだから。


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