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第158段「本当の演出」

尊敬するテレビ局の師匠と食事。
偉くなって経営陣になっても制作で培った演出術を経営に応用している。
そこでも大切なポイントは一緒。
人を信じること。
本気で対応すること。
意気を大事にすること。
それができる人はブレない。
それを雰囲気でやってる奴はボロが出る。
今やその差が経営にも表出する。

例えば、いい大学出ていい会社に入ってるのに、自分は頭悪くてとか言って物事の本質を把握することをはなから停止する人が結構いる(特にマスコミ界)。
その日本村的謙遜は“無知の知”ではなくただの“自惚れ嫌味”でしか無く、そういう意味では本当に頭が悪い。
でも頭が悪いからその負の部分に気がついていない。

相手が真剣にやっていることには、真摯に受け応えすべきだ。
その本気度が相手につながり、相乗効果が生まれることが真の演出だ。
僕はそれをかつて師匠に学んだ。
でも自惚れ嫌味なマスコミ人は、人を信じないし、本気で対応しないし、意気も無い。
相手を操作しようとする。

それでは本当の作品は生まれない。
だからテレビがつまらなくなったんだと、師匠は言う。

師匠は今、経営で本当の演出をやっている。
僕も自分のフィールドで、本当の演出をやる。

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