「ターちゃん♥️」との再会を祝して

アニメ「ジャングルの王者ターちゃん♥️」を完走した。完走といっても見始めたの途中からだし、間も見られなかった話あったりするけどまあ気分的には完走です。最終回が楽しめれば完走!

正直今までターちゃんにいい思い出がなかったホモサピエンスなのだが、めちゃくちゃ面白くてびっくりした。こういう出会いがあるから本屋歩きとチャンネルザッピングとフォロワーのフォロワー巡りはやめられないよね。

最初見たのはアメリカトーナメント編でリサちゃんが乱入する話で、視聴した瞬間戦う女体の力強さに感動してしまった。
これまで見てきた戦う女性キャラにはいわゆる「戦闘美少女」が多く、彼女ら魔法とか遠距離攻撃とか戦略とかを武器にするタイプだった。初代プリキュアは肉弾戦がかっこいい最高の女の子だけど、あれは変身して魔力的な力が上乗せされることによって破壊力が増していたわけで、身体自体は細さ薄さ軽さを保っていたよね。私はキュアドリームが大好きです。
彼女らと比べると、ターちゃんにでてくる戦う女性、筋肉がすごい。パンっパンに張ってる。めっちゃ固そう。丸さとしなやかさと美しさがありながら、それ以上に強靭さを示してくる。その肉体の描きかたにまず惹かれてしまった。
そして戦闘の作画がいい。昔のアニメ!って感じで動きの使い回しとかは多いんだけど、構図のダイナミックさや速い動きの表現が所々でとてもいい味出してた。でも一番グッときた作画はベッツ所長はんの怖すぎる顔かな……。

漫画と比較すると、アニメの表現がちょっとマイルドとなっているのがわかって、それも見ていて面白かった。うんこ洩らしがおしっこ洩らしになったり、キスはありでもおっぱい触るのはダメだったり、悪役でも首切断がなくなったりとか。金タマで空飛ぶのが一番駄目じゃないの?と思ったけど、ターちゃんあの技(?)で何度も命拾ってるから……あれは消せないよね
物語自体もちょっと変更があって、一部キャラにとって優しい、救いのある展開になっていた。こういうのすごく好きです。ロザリン良かったね! 私はターちゃんのキャラで1、2を争うくらいランジェラ・ツェペシが好きなんだけど、アニメだと生き延びたようで本当にうれしいです(その回見逃したけど……)。お前ほんといい男だよ。ちょっと老けてるだけだよ。

あと、OPとEDがかなり良かった。相当良かった。最初のOPの「HEARTの形状」は盛り上がるシーンでもしんみりしたシーンでも挿入が映える歌。イントロの「デッ!デッ!デッ!デッ!!」を聞くたびめちゃくちゃテンション上がった。後半のOP「mama I love you」は「ママを上手いことごまかして彼氏の家にお泊まりしたい!でもママ大好きよ♥️」という、なかなかな展開の歌詞なのだけれども、伸びやかな歌声と明るいメロディで、ワクワクさせられる曲だった。
EDの「VIRGIN LAND」は深い愛を歌い上げた文句つけようのない名曲だし、「MISTY Heatbreak」は初め映像にこそ動揺したけど、とてもかっこいい曲だし、歌詞もヴァンパイア編に合ってたと思う。誰かを見つめ始めてる、君は僕に戻らない……………ウゥッ、ランジェラ……………

はじめの方にも書いたが、小さい頃はあまりいい印象がなかった。家に一巻だけ漫画があったんだけど、そのときは読んでもピンとこなかったんだよね。コロコロとかの下ネタ文化を通ってなかったからかもしれない。奥さんを戦いの商品にするとかいやだなーひどいなーと思ってたし、額に猿のキンタマ乗せられるとか最悪だなーと、ある意味素直に感じていた。ターちゃんの漫画自体初期は単発ギャグ話が続くものだったというのもあるだろう。だからと言って別にあの頃からはまっとけばよかった!人生損した!と感じているわけでは全くなく、アニメという媒体からこの年齢になって、格闘漫画としてのターちゃんにはまる、というのが私の運命だったんだろうなーと、納得するような気持ちである。チバテレビに感謝。これからの人生でもこういう再会がいっぱいあれば楽しいし、嬉しい。

まぁ漫画は途中までしか読んでないので、続きもゆっくり楽しみたいと思っている。作者の徳弘正也先生は最近時代物を描いておられるようなので、そっちも気になる。やりたいことが多すぎて、仕事なんてしている場合ではないのだ!やめちまうか!ガハハ!