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必要なのはなんだっけ

Half time Old
身体と心と音楽について リリースツアー
w/ This is LAST  📍心斎橋JANUS


一個のライブのことでnote書くん初めてやねんけど、この記憶を残しておきたい&初めて書くのはハーフがいい!ということで書きます。




⚠️こっからネタバレ注意で⚠️







SE~1.雫

This is LASTの素晴らしいライブが終わり、転換に入った。ステージの幕が一旦閉められた瞬間、今まで忘れていた緊張が帰ってきた。運よく最前、ほぼドセンターに入れていたので、目の前に私のヒーローが現れると思うともうそれだけで何も考えられんくなって心臓がバックバクで血ぃ吐きそうになった。人間に肋骨あってよかった〜

そしていよいよ幕が開かれ、SEが流れた。
このSEが大大大問題。聴き慣れたアレじゃない。いつものオアシスのアレじゃない。初めて聴くメロディ。何が起こっているのか把握できなかった。
でも、それは、段々心地良い音楽に変わっていった。何かに似ている。これは、これは、



「雫だ。」

と思ったときには4人のヒーローはもうすでにいて、音楽はアハ体験のように雫のイントロにつながった。自然と涙が流れた。あまりにも美しくて。

雫が始まってから、曲中のことは正直あまり覚えていない。私はただの泣き地蔵と化していた。そんな私をも肯定してくれる雫の歌詞に、涙を止めることなんてとっくに忘れさせられてしまっていた。

2.STORY TELLER

来ました!アルバムがリリースされる一足先に配信されていたこの曲には、最初に聞いた時から心をわしづかみにされていた。
「一筆で煩悩のままに描いた矍鑠とした我々が著書」なんて大晴さんは歌うけれど、それにどれだけ助けられてきたか。助詞が所有格なのか主格表現なのか、どっちとも取れる歌詞になっているのも好き。
しかしかっこよすぎるなあ・・・


3.アウトフォーカス

3曲目に???!?!!?!アウトフォーカス??!?!!!?!?!?そんなことあってええんですか!????!!!??!?!
アンコールで定番のこの曲が、まさか3曲目に、序盤に来るなんて思ってもいなかったので一瞬困惑したが、気づいたら拳を掲げていた。こんなイントロを聴いて右腕を上げない方がおかしい。膝蓋腱反射の腕バージョン。ライブで聴かないことは無いけど、毎回楽しすぎるよ。小鹿大先生のギターソロで一緒にヘドバンするの大好き。曲が終わるころにまだ3曲目やってことを思い出してニッコニコしちゃった。


4.Night Walker

きたー-----!!!!!!!この曲はとにかくとにかくとにもかくにもベースがかっこよすぎるんですよ。全然素人目線、ベースのことなんてスラップかそれ以外かぐらいしかわからないのだけれど、「ベースがエロい」とはこういうことか・・・とやっと分かった。当然内田さんに釘付け。かと思いきやこの曲は歌詞も素晴らしい。今までで一番尖っている。そういうの、大好きです。どこ見ればいいのかわからない、もうキャパオーバー、脳、溶けちゃうよ~~~~~


5.暁光

ああ、好き~
サビの力強い声が好き。比例して拳の勢いも強くなる。
タイアップの曲やけど、ハーフらしさ、というか大晴さんの歌詞は全くぶれることがないからすごいなあ、と思う。暁光、わたしにとってはハーフがそれですよ。
「僥倖」とのダブルミーニングなのかな、とも勝手に思っている。


6.もらいもの

「『頑張れ』はただの呪いだよ」
「頑張れ」より「がんばったね」って言われたい。「頑張れ」って言う人の何割が「がんばったね」って言ってくれるまで見守ってくれるんだろう。
無責任な優しさのフリ、他人事じゃなくて私も無責任に投げてしまうから気をつけたいと思った。

7.ムダトハ

う〜〜ん泣いてしまうよ〜〜

無駄なことなんてないよ。
それって励ましのつもりですか?
それこそ、優しさのフリじゃないですか?

無駄を否定するんじゃなくて、無駄なことにも意味があるよって教えてくれる曲。無駄の無い、効率だけを求めた人生なんておもんないよな!無駄を無駄と分かりながら遂行すること、カッコ悪くなんか無いよ。『ふと、気づいた駅は〜』の所、歌い方が切なくて息が詰まりそうになった。

8.必要なのはなんだっけ

必要なのは、なんだっけ。
歌詞に出てくる、愛や正義、怒りや憂鬱も、人生には要るものやけど『必ず要る』ものではなくて。

必要なのはそう、『身体と心と音楽』。

ハーフがおらんかったら気づかんかったよ。


9.さすらいラプソディ

たのしい〜〜〜!拳こそ挙げんけど楽しい!大晴さんもにっこにこでにこにこの伝染。これは幸せな伝染ですね〜
そしてやばいのがこの曲ハンドマイクなんですよ。スタンドマイクから離れて大晴さんが私の目の前まで来て、頑張ったら頭よしよしできるぐらい(すな)の距離まで来てくれて、何も考えられなくなった。ただひたすらに楽しかった。

鬼頭大晴にハンドマイクを持たせるな!!(ドデカ声)


10.ミニマリスト

あ〜もう言わずもがな大好きですね。ライブバージョンの歌い出しで、いつものように『素晴らしい日々はいつか〜!』から始まった、と思いきや、

素晴らしい日々は今日
ジャニスで迎えられたんだ
失ってばかりだけど
取り戻せた、気がするよ

この歌い出しだった。こんなアレンジ初めて聴いた!!
サビ前の大晴さんのジェスチャー好きすぎてバレんように真似しちゃった。

そしてミニマリストといえばCメロ(やと思っている)。
小鹿大先生の爆イケギターソロが終わる。ドラムに合わせて手拍子が始まる。恐る恐る叩かれていた手も段々自信を持ってくる。ライブハウスが一つになる。そして

『 いや戦ってるんだ〜〜〜!!』

ここで全員の拳が上がるの、気持ちい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!この瞬間、『生』を感じる。ヘッドフォンで聴いていてもここでワンボリューム上げてしまう。ここにいるみんな、戦ってるんだ。そう思えば、どんな強敵でも倒せそうな気がした。


11.dB

ああもうありがとうございます。

アルバムで一番好き。ほんまに好き。楽しすぎて涙が出る。イントロから腕上げちゃったよー!
私の鼓動を真似してくるようなサビのどらむのおかげで余計に楽しい。『お前の都合上〜!』『お前の独壇場〜!』で挙げた拳には今までで一番熱が篭っていた。
marvelous と同じように、人生のモチベーションを高めてくれる曲。ハーフのこういう曲は、ただ進め!って言うんじゃなくて自らもそれこそ戦ってくれる、伴走してくれるのが大好きです。ここで幸せ極まり幸せが飽和、溶解度を超えた幸福が涙として流れ出した。


12.Come Morning

最後の曲。
おはよう、名前を呼べば、朝は来るから。
どんなに暗い夜を過ごしていても、『おはよう』の一言で夜は明け、眩しい朝になる。『おはよう』って言い合えるような、平凡な毎日を送りたい。

これは個人的な話やけど、『おはよう』って言葉、大好きなんですよね。『こんにちは』『こんばんは』よりも気楽に言えて、言われると嬉しい、言って返してもらえても嬉しい。高校の時、意識してあまり親しく無い人にも朝は挨拶をするようにしていたら、「朝絶対おはようって言ってくれるの好き!」って言われたことがあって、嬉しかったなあ。言われて嫌な人なんかおらんから、これからもそれは続けていきたいと思う。

この最後の曲終わりの大晴さんのシルエットが好き。ギターを高く縦に掲げて、脚を開き、ドラムの方を見てギターを鳴らす、その後ろ姿のシルエットが大好き。道頓堀のグリコの代わりにこのシルエットをデカデカと飾りたい。それぐらい好き。スタンディングオベーションを超えてジャンピングオベーションで4人のヒーローを見送った。


en.エール

アウトフォーカスもミニマリストも本編でやってしまっていたので、アンコールで何が来るのか全く分からなかった。アルバム曲で唯一やっていない浮世のハートビートが来たらどうしよう、発芽の時みたいにアンチヒーローとか来るのかな、など、悩んでいたら、まさかのエールやった。ここでエール!!!アルバム曲で散々人生を鼓舞されて、最後にエール、、、人生頑張るしか無くなっちゃったよ、、、シンプルな応援歌だからこそ、直球でやる気スイッチを押してくれるんですよね、大好きです。




必要なのは、なんだっけ?
わたしにとってはそれは、
身体と心と、Half time Old という音楽。


これからも私のヒーローでいてください。


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