ふたり展「四十雀」

2018年3月21ー25日に仙台市宮城野区のギャラリーチフリグリで開催した「ふたり展四十雀」の様子です。
白壁を本のページに見立てて文字を貼りました。
切り抜いておいた727文字を、搬入日に、ふたりですべて貼りました。まずは紙テープをほどよい幅に切り裂きます。ほどなくすずき恵さんが紙裂き名人になりました。さて、そこへ文字を貼りますが、裏表がわからなくなることも。「四」はこのあと修正されました。笑
途中、床に落ちた「れ」がなんだかいいね、文字を床にも落とそうかというアイディアの浮上。
紙テープへ貼ったものを壁へ。最初はどんどん貼って吊るしての作業。11時ー18時くらいまでかかりました。文章をすべて並べてみたところで、絵や木工作品、その他陳列物の配置を決めました。
ガラス戸を表紙に見立てて、タイトルを書きました。
四十雀の影のおはなしなので、文字の影もつくろうという企画。ゆらゆら、影ができました。
アンバランスさが、文字に動きを与えて、常にゆれているような、踊っているような。
すずき恵さんの挿絵の原画。レトロな診療所を描いてくださいました。ここに住みたい。
セロハンテープで机に貼りつけられている影。貼りつけた「叔父さん」には、「ひどいひとだ」「なんてテキトウなんだ」と、そんな声をいただきました。笑。
展示中、重力のためか湿度のためか、だんだん紙テープのたわみが増して、時間による変化もたのしめました。
文字の影に魅入ってしまいました。
ひらがなを読めるようになったちいさい子が、この文を読んで、この絵を見て、ひらひらくるくるとここで踊ってくれました。この絵はいちばん人気がありました。
捕らえられた四十雀の影をめぐるおはなし。
うつくしいものに魅せられたとき、どんな行動を選ぶのか。このおはなしでは、四人の人間が現れます。捕らえるひと。困るひと。奪い、囲うひと。解放するひと。すべて、ひとりのひとの内面で起こる心の動きなのかもしれないと、今は思います。
空を飛ぶ二羽の鳥。つがいなのか、一方は影なのか。
影を失った四十雀が、影を取り戻し、空へはばたくような、すずき恵さんの木工作品。
以上が、展示の概要となります。ここまでおつきあいいただいて、ありがとうございました。次回は展示のこまごまとしたオマケをまとめようと思います。それではまた!

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あなたさまに幸あれ!
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かくら

ふたり展「四十雀」歩いて読む大きな本

2018年3/21~25◇ギャラリーチフリグリ◇かくらこう×すずき恵◇ 展示までの道のり

コメント4件

すてきです!なんだか呼吸してるような作品の存在、心惹かれます。
素敵!行きたかったのですが、ちょっと時間も取れず…こうしてnoteで展示の様子が見られて嬉しいです!あの豆本の内容が立体的に立ち上がったみたい…。
いとこさん ありがとうございます! 「ゆらぎ感」が呼吸しているような形になったのかもしれないなあと思います。
かねきょさん 宮城はなかなか遠いところなので、こうしてnoteでご覧になっていただけて、私もうれしいです。ありがとうございます。もう、本当に、「豆本が立体的に立ち上がった」という感じでした。今までつくった本の中で一番大きな本になりました。
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