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焼酎のイメージアップデートvol.1【蒸留酒と醸造酒】

こんにちは!コミュニティスナックかくれ架BASEを運営している冨永咲です!第1回目のnoteではスナックをオープンするまでの私のストーリーを書きました。今回から週に1回noteを更新するマガジン#週1noteに参加しています!定期的な発信を楽しみながら頑張っていきたいと思います^^

さて、最近焼酎を提供したりイベントに呼んでいただいて焼酎についてお伝えしたりする機会が増えてきたのですが、つくづく焼酎のイメージって昔の「芋臭い」で止まっているなあと感じるので、今日から少しずつ"みんなの知らない焼酎の今"について紹介していきたいなと思います。

(昨日も呼んでいただいたパーティーで焼酎コーナーを担当したのですが、”焼酎がこんな美味しいって知らなかった"という嬉しい言葉をもらいました)

そもそも、焼酎と日本酒、蒸留酒と醸造酒の違いって何!?

実は、原料や製造期間の違いはあるものの、焼酎であれば蒸留する前まで、日本酒であれば搾る前までの醸造工程はほとんど同じ。

焼酎も日本酒も原料の蒸した芋や米などを麹と酵母の力を使ってアルコール発酵させることによって酒母となるもろみをつくっています。

焼酎の場合は1次もろみ、2次もろみと2段階に分けてもろみをつくり、その期間は2週間ほど。芋焼酎であれば8月〜10月に収穫されたサツマイモを9月〜12月に仕込みます。

(収穫したサツマイモを水洗いして丁寧に皮を剥いている様子↑)

(今では少ない麹室で造られた米麹↑)

(これは甕壷で仕込んでいる蔵元さん↑)

そして、酒母であるもろみを蒸留させて濾過すると焼酎に、搾って濾過すると日本酒(清酒)になるのです!

実はとってもシンプル!!

つまり、日本酒やビール、ワインが分類される醸造酒は、酵母を原料としてアルコール発酵をさせることによってできた酒のことを指し、この醸造酒を「蒸留」してアルコール度数を高めたものが蒸留酒にあたる焼酎やウィスキーになるのです。

ちなみに焼酎の初垂れ(ハナタレ)と呼ばれる蒸留初期の原酒はアルコール度数が60度以上あります。蒸留工程を通した原酒は38度くらいなのですがこれに加水して度数を調整(鹿児島だと25度、宮崎だと20度がメジャー)して出荷されます。

※45度を超えると酒税法の関係で焼酎ではなくスピリッツに分類されます

意外と知られていないのが、焼酎は蒸留酒なので糖質やプリン体がゼロ。サトウキビを原料としている黒糖焼酎でも含まれていません。更に血栓予防効果もあるという体に優しいお酒。(もちろん飲み過ぎは良くないですが。笑)

私は、お酒を楽しむことは人生を豊かにすると思っています。

だから昔の「芋臭い」のイメージで止まってしまっている”焼酎の今”を伝えることで、みんなのお酒のレパートリーが広がったらとても嬉しいです!

次回は、実は知られていない麹の歴史と違いについてお届けします^^

これを読んで焼酎飲みたくなったら私が運営しているコミュニティスナック「かくれ架BASE」にぜひ遊びに来てくださいね!笑

それでは今日もよか晩をお過ごしください〜!!


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