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n番も五輪もコロナも全部

今日はお日様が暖かかった。
お客様はコロコロ笑う人達で楽しく、素敵な物を見せてくれたり優しくしてくれたりした。今日は自分も比較的調子が良くて、暫くは死ななくてもいいかもしれないと思えた。

そして、退勤する時にマスクをつける。趣味じゃない真っ黒なマスク。ウレタンらしい。洗って使える。

春色のアイシャドウの人とすれ違った。
変な所で立ち止まっている少年、生垣の中 茶色の猫と見合っていた。今日は風があって、駅まで暫く歩く道が桜の水玉模様だった。

そして、電車の中で換気を呼びかける車掌。「私の娘はパンの為に自分を売ったことがある」「全身脱毛5900円」手元へ目線を落とす。「n番」「コロナ」「オリンピック」「商品券」「4100円」「アジア人」

見つめ合わないと、と思って読む。一生懸命色んなメディアを読む。息が詰まる。苦しい。真っ白な投稿ページに逃げ込む。

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暖かなお日様と、苦しい物事は、同じ時間軸にある。生放送の先と自分が同じ時間軸にあって嬉しい気持ちになるように、全部の悲しいことはコロコロ笑うお客様と同じ時間軸にある。だからこの頬には黒いマスクが張り付いている。

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自分が神様だったら、みんなを幸せにするのにね。どうしてみんなが幸せになれないんだろうね。人の数だけ物事の見え方がある。だから正解はないし、簡単に公式で全部良くなったりしない。

もう議論なんか無駄なんじゃないかと思うときすらある。もうどうにもならない。このままみんな病気になって、醜い争いがもっと増えて、誰もが傷付いて誰もが蔑み合って人の頭が悪いと笑うんだろう。

抵抗はしなければならない。自分の信じる真実のために。でもその抵抗は他の人から見たら不道徳だったり間違いだったりする。だから戦いは避けられない。やっぱりどうにもならない。

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例えば、みんなで距離をとって暮らそう。人は増えすぎたし、理解し合えると思い込みすぎた。インターネットを辞めて、テレビを辞めて、交通機関を辞めて、出掛けるのを辞めて、部屋で飢えて死のう。穏やかで、優しくて、最も自由な死だと思う。

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戦いたくない。悲しいことは起こらないでほしい。怖いお客さんは来ないでほしいし、変な病気で人は死なないでほしいし、もう性的搾取には合いたくないし、納期に追われて死ぬ人とか、もう、もう勘弁してくれー!

悲しいことが多すぎる。もういっそ自分が死んでしまえば全ての悲しいことを知らずに済むと思う。これ以上悲しいことは起こらないで欲しい。せめて知りたくない。でも上手く死ねないんだよ、難しい

死ねないなら生きていなくてはいけない。生きていくためには知らないといけない。無関心でいるとどんどん悲しいことは増えてしまうので、ずっと悲しいことを知り続けて抵抗し続けないと現状すら維持できない。どっちに転んでも地獄って訳だ。はぁもう最悪

いつの時代もそうだったんだろうか?もう地獄で世界滅亡するわーと思ったんだろうか。今自分は世界滅亡するわーと思っている。なんならしてほしい気持ちもある。全員ドカーンと死んでしまえば悲しむ間もない。悲しみはなくなる。悲しいことは辛い。辛いことはない方がいい。

めちゃくちゃを言っているのは分かっているが、君らの好きなインターネットはこういう気が狂った奴がいる前提だろ。怒んなよ落ち着けって。みんなで手を取り合って平和と博愛を目指そうな。あっ手を取り合ったら衛生的じゃないのか。

サポートされた資金で卵を買って、燻製にします。