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自分の輪郭

写真を現像していると時々、うっすらとした自分の輪郭を一瞬なぞる気がする。

自分のことがさっぱりわからない。訳もなく夕食中に泣くし、何もないのに眠れないし、暗算ができないし、目標も、表現したいことも、熱意や夢もない。なぜ生きているのか分からない。

とにかくカメラを持てば何かしら撮れる。ありがたいもので、シャッターを切れば何か形にはなるように出来ている。絵や歌とはやっぱり違うもののように思う。

ただでさえ自分のことで手一杯なのに、世界は感染症でめちゃくちゃだし、この先の行方が一層わからなくなってしまって無気力になりがち。有り難いことにギャラリーを貸していただけるので、グループ展の主催をすることになった。自分も出すので、作品をたくさん作ろうと思っている。ここだけ切り取ると、やってることだけ見ると、すごくやる気に満ち溢れたパワフルな人に見えるんだろうな。

作品を作るにはやっぱりコンセプトが必要だ。今回の目標は、人を撮って作品にすることの再開。自分の歩みの中で、人物撮影はやっぱり原点で、だからこそ恐怖を克服して撮れるようになりたい。がんばります。

2020/05/11に書きかけていたものを投稿

サポートされた資金で卵を買って、燻製にします。