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「まさかの大反響への感謝をさせてください」について

第二回にして生配信をしちゃうカンちゃんケンちゃん。
そんな2人の生配信を振り返っていきたいと思います。


裏話

生配信で水溜りボンドやカンタくんの裏話を聴ける日が来るとは思っていなかったから嬉しい誤算だった。
月曜日はカンタくんの企画会議の日。
UUUMのスタッフさんには家に来てもらって、トミーには電話で相談しつつ4時間半の会議とな?
普通の社会人なら一日の半分以上を毎週会議で使っている。
凄いことだ。
日によって半日会議な日もあるが、私はクリエイティブな仕事ではないから毎週という感覚は持っていない。
いや、自分の仕事する時間なくなっちゃうよ。
しかし、彼らの仕事にとっておそらくここが起点になるところ。
クリエイティブな仕事の凄さを見せつけられた気分になった。

そして、カンタくんが口にした「悔しい魔の月曜日」。
あれだけ面白いものを産み出してるカンタくんが、「悔しさ」を口にしていた。
毎週のように思い描いた形にならないものがあるということだ。
実現できなかったものがどれだけあるのだろうか。
トミーが昔から口にする「何の制限もない状態でカンタが作るエンターテイメントが見たい」という言葉が思い出された。
カンタくんの凄さを誰よりも一番近くで見て信じているトミーがそう口にする理由が見えたような気がしたのだった。

引き続きケンちゃんという存在

「君たちはどう生きるか」の感想を求められたケンちゃん。
「好きなものを撮ったな」という感想がやはり「ものづくり」の人だなと感じた。
私は結構ジブリ好きなのだが、まず見るときに「作る側」が何を描きたかったかという視点で映画を見ていない。
ストーリーの流れや登場人物の感情、思考、そういった「点」を一番の感想に持ってくる。
それに対しケンちゃんは全体を通して「作る側」の視点で作品を一連の「線」として、それがどこに繋がっていくのかを追って見ているんだなと思った。
自分があまり持っていない視点だからこそ同じものを同じタイミングで見て、感想を言い合ってみたいなぁとこっそり思った。

そんなケンちゃんの一番好きな映画は以下の2本。
まだ見られていないのだが、ちょっと調べてみた。
特に逆転のトライアングルは面白そうで見てみたいと思っている。

「逆転のトライアングル」

「ミッドナインティーズ」


そんな一面を見せてくれるケンちゃんだが、トークテーマを探しながら「ビックリしたこと、とか」とちいさーい声で囁いてカンタくんにダメ出しされていた。
まだまだVoicyに不慣れなところが微笑ましい。
かと思いきや、トークテーマに「お互いの直して欲しいところ」を選ぶケンちゃん。
いいね、尖ってるね。
しかも「スマホをなくさないでほしい」とな。
水溜りボンドのファンであれば水溜りボンドのふたりが携帯や財布をなくしたり、携帯の充電が常に足りないことを知っているだろうが、本人がぐぬるだろうそこに切り込んでいくとは。
やっぱり愛すべきキャラである。

そしてお互いの第一印象の話では再びカンタくんからケンちゃんへの信頼とケンちゃんの愛らしさが出ていた。
あのYouTubeロボットと呼ばれていたカンタくんからの「気合い入ってんな」という第一印象。
2人は出会った日どんな話をしたのだろうか。
少なくともその時点でカンタくんが同類だと感じるなにかがあったのだと思われる。
でなければ、「ケンちゃんやたくろーくんがいなかったら続けられなかった」というカンタくんの言葉は生まれなかったと思うのだ。
水溜りボンドのふたりはお互いに誰よりもリスペクトを持っている分、相手にかっこいい姿を見せたい、期待に応えたいという気持ちがあるように感じる。
なんというか、相手を尊敬しているからこそ幻滅されたくない、に近いのだろうか。
特にあの頃は。
トミーからの信頼は嬉しいがプレッシャーもある。才能があったとしても枯れてしまうのでは。というカンタくんの言葉にもそれが表れているように思う。
ただ、それは誰よりもわかりあえる相手に甘えられない部分があるということでもあって。
それを一人で抱え続けるのは本当に大変だと思うのだ。
その行き場のない苦しさ(カンタくんに関しては「産みの苦しみ」なのだろう)を共感できなくても漠然と共有できるという存在はどれだけありがたかっただろうか。
ケンちゃんという存在は今のカンタくんを形作るひとつの要因であり、そんなケンちゃんと話すからこそ「ケンちゃんを通して自分のこともより深く理解してもらう」という言葉が出てくるのかな?なんて思ったのだった。
そして、いいものは真似してみたくなるケンちゃん。
かわいい。
そして、真似された結果そちらを見ずに帽子をはずし、二度とかぶらなかったカンタくん。
さすが尖ってる。
そんな若き2人の時間を想像してほっこりした。

カンタくんの凄さ

今回もカンタくんの凄さが所々にちりばめられているなぁと感じながら聴いていた。

①身近な人を知ろうとする姿勢
ケンちゃんのThreadsを見ているカンタくん。
君たちはどう生きるかのパンフレットを買ったことを知ってるのという話からわかったことだが。
みんなのSNSは追ってる、と言っていた。
近くにいる人の情報を自ら取りに行く姿勢。
それが素晴らしいなと思ったのだ。
私は人はなかなかわかりあえない生き物だから相手への興味を行動にして理解するヒントを集める必要があると思っている。
でも私がそれを意識しながら行動しているのは仕事においてで、友人関係のなかでそれほど意識して動くことはない。
仕事とプライベートの関係が曖昧な仕事とは言え、カンタくんは友人(後輩)を理解するための努力を怠らないのだなと感心したのだ。

②話の持って行き方
映画の話から、たぶん話したかったのであろう「君たちはどう生きるか」に話をすり替えたカンタくん。
その後ケンちゃんにダメ出しをするところでも言っていたが、話したいテーマにうまく流れをもっていくところ、純粋に出役としての経験を見せられた気持ちで凄いなと思った。

③ものづくりの視点
「自己満でもあるじゃん、映画って」
おぉ、そうなのか。
カンタくんがさらっと口にした言葉にビックリした。
こちらもまた「作る側」の視点なんだなぁ、と。
しかし、カンタくんは見る側の視点も忘れない。
それが凄いことだと思うのだ。
「ディズニーやピクサーが王道行きすぎて面白くない」と言う人に対し、「それがいいって感じられなくなることが心配」と言うカンタくん。
純粋に楽しむ。
心を踊らせることを忘れない。
それをしっかり認めて受けとめる。
それは多分「見る側」の立場を忘れてしまったら出来ないことなのではないかと思う。
そして、それを忘れないカンタくんだから、人の心をくすぐる動画や作品を作り続けられるのではないかと感じた。

④インプットの努力
映画があまり好きじゃなかったけど、将来の悩みにぶつかっている時に「世の中で良いとされてるもの」不朽の名作を経験しようと思ったカンタくん。
そのインプットへの意識だけじゃなく行動に移していることが本当に素晴らしい。
アルバムをTSUTAYAで全部借りてノートを取りながら1日に5本見たこともあるという。
笑い話にしていたけれど、クライマックスで寝てしまってカンタくんの中でハチは死んでいない。
それだけギリギリで生きていたのだろうと思う。
YouTube脳でいっぱいいっぱいだったと言っていたけど、あの日々の中で本当に必死にインプットしてたんだなと何も考えず毎日投稿の恩恵に預かっていた己が申し訳なくなるほどであった。
そりゃ思考をまとめるために必死で携帯も忘れるな。
仕方ない。

⑤先輩としての姿勢
そんなカンタくんから出た言葉。
「自信がない人が嫌い」
刺さる。
非常に刺さる。
だが、仕事に関して言えば過小評価があまりよくないのも上司という立場になってわかるようになってきた。
やはりこちらとしては「出来る」と思って依頼していることを「出来ないかも」と言われるよりも「やってみます」と言ってもらった方が良い。
「無謀なことはしない。」というカンタくんの言葉に若干の疑問は残るが(笑)、「出来ることを出来ないと思うのは自分に対して失礼。」という言葉はぜひ自分の後輩たちにも伝えていってあげたいなと思ったのだった。
ちなみに、「健太はもっとできると思ってる」「自信を持つこと」とケンちゃんを鼓舞していたカンタくん。
先輩としての姿勢が素晴らしいと思った。
そして、ケンちゃんを部下と仮置きするならば、私と上司としてのタイプが違いそうだなぁとこっそり思った。
4タイプのソーシャルスタイル診断だと私は圧倒的「エミアブル(協調派)」というタイプなのだが、これまでのカンタくんは「アナリティカル(思考派)」な側面が強めなのかと思っていたが、なんとなく実は「ドライバー(行動派)」「エクスプレッシブ(感覚派)」の側面も強いのかもしれないなんて感じた。
いつかカンちゃんケンちゃんにもソーシャルスタイル診断をやってみて欲しいなぁ。

最後に。
今回の放送で特に好きだった表現は「トミーと狩りに行ってる感覚」だ。
カンちゃんケンちゃんにはしゃいでいるが、私はやっぱり水溜りボンドが大好きで。
ふたりがふたりで楽しそうに過ごしている姿が好きだ。
そして、それと同じくらいふたりで苦心しながらチャレンジをしているときのパワーも好きなのだ。
チャレンジを成し遂げた時の嬉しそうなふたり。
「大物捕ったぞー!」と言わんばかりのパワー。
まさに「狩りに行ってる」がぴったりだなぁなんて思ったのだった。

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