2019年4月27日 日報

私のお気に入りエピソードは伏線だったのかよおおおお!!!!

「マスカレード·ホテル」読み終わりました。
それぞれのお客様を主役としたオムニバスのような進行で、犯人も狙われる人物もまだ分からないという緊張感を敷いたまま、それぞれのドラマを様々な感情で楽しみながらも答えに収束する瞬間が最高に気持ちよくて、こういうミステリー好きです。「バンテージ·ポイント」とか。

2日前の記事で言った2つのエピソードが特に重要な伏線だったようで、まんまとしてやられたなと思いました。印象に残りやすい書き方をしていたのでしょうか。

私は感情移入しやすいタイプなので作品によってはかなり体力を使うんですけど、クライマックスはヒロインとシンクロして本当に怖かったですし、主人公が犯人を逮捕した後の台詞には緊張の糸が切れたのと嬉しさで涙がこぼれました。
タイトルも回収されましたし。

それから、序盤で主人公がヒロインに対して「顔がいい(意訳)」みたいな反応をしたので恋愛に持っていくのかよと危惧したのですが、特にそういう事は無かったのも良かったです。

最後に影の功労者である主人公のバディ。
主人公が最初は彼を侮っていたのも、ある意味彼が無自覚に仮面を被っていたからということでしょうか。

とにかくエンターテインメントな作品ですごく面白かったです。読むきっかけは不思議なものでしたが、出会えて良かったです。

以下、日報です。

①「マスカレード·ホテル」読了

こちらは上記の通りです。

②朝のお部屋掃除

まだ涼しいから思いっきり水拭きしても少し疲れる程度ですけど、真夏は地獄でしょうね。
今日は細かいところに埃をかぶっていて汚かったゴミ箱を念入りにお掃除しました。限界はありましたけど。ゴミ箱の外側だけでも綺麗な方がいい。

③お買い物

某俳優さんのイベントチケットを発券するついでに気になっていた本を買い、晩御飯のお使いもしてきました。
買った本はこちら

「メモの魔力」と
「東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」

本屋さんで見かけては気になっていたのですが、とうとう手に入れました。
「メモの魔力」は朝渋の著者イベントレポートを見て気になったんだっけ。
感想や考察が上手な方っていますよね。そういう方のブログやnoteを読むのが好きなんですけれど、この本に書かれてるメモの魔力を扱えるようになれば、自分もまともな考察をしたり感想を述べたりして好きを広げられるんじゃないかと考えて手に取りました。
私は好きなものについて、それのどこがどうして好きなのかということを全然言葉にできません。それが長年の悩みです。
「なんか好き」「なんか良い」
そこで思考が止まってしまうことに危機感を覚えつつも、その先を考えられない。途端に目の前にはコンクリートの壁が立ちはだかるようでした。

本書に正しく私が自分自身に、あるいは周りを見回して感じていた事が書かれていました。

生活している中で、「すごい」や「やばい」といった簡単な形容詞で片付けてしまったり、通り過ぎてしまったりしている感動は、数え切れないほどあると思います。

はい。
おたくがよく言う

推しがマジでやばい(語彙力)

みたいなやつです。あと若手俳優がかつての共演者が公演している舞台を観に行ったという報告がツイッターにしていることも多いですが、そこで「マジすごかった!!あつい!!○○やっぱすげーと思った!!俺も負けないように頑張る!!」
みたいな文面だとすごくがっかりします。語彙力の無い人は苦手。
何がすごかったのか、何が良かったのかを説明しなさい。小学校の先生がよく言っていました。
ですから自分もそういった文章を書かないように注意していますが、なかなか難しいです。
思考を停めずに、自分がどうしてそう感じたんだろうと踏み込んで考えることが重要だと本書に何度も書かれています。そしてその力はメモをすることで養われる。

数年前、二次創作小説をときどき書いていました。本当は今でも書きたいですし、当時上げる予定だったお話も数本未完成のまま残っています。
noteを更新ようになってから、書くことに対するブランクは解消されたかと思うのですが、小説アプリを開くと途端に指が動かなくなります。
もう頭の中でお話は出来上がっているのですが、それを言語にするのが難しい。納得いく言葉が見つからない。キャラクターが話す声は聞こえるのに、それを文字に落とし込めないのが苦しくてアプリを閉じてしまいます。

本書の中で「レトリックという、独自の言葉を生み出す技法」だったり、そういった言語化が上手い人は抽象化能力と、抽象的な概念に名前をつける力が高いということが書かれています。
それは私が二次創作をする上で一番欲しい力でした。
抽象的な表現にロマンを感じます。私は奈須きのこ先生の文体が大好きで、如何にも彼に影響を受けたような書き方をしていましたが、あのセンスはそう簡単に真似できない。
相方の武内崇先生は彼の文体を「AをAと語らず、その輪郭をなぞるような書き方をする」と説明しています。
それがまさに"抽象化"。私は自分の作る二次創作や考察で好きを発信したい。その為にメモの魔力を手に入れたい。現在3分の2ほど読んでそう感じました。
しかし読んでいくとやはり難しそうで自分に出来るか不安ですが、明日も読んでいきます。

つづいて数学の本。前回失敗した就活でSPIの壁にぶつかりました。学校の勉強なんてすっかり頭から抜けている私はコテンパンにやられてしまいます。
なのでニートの間にせめて数学だけでも勉強をやり直したいと思い、この本に縋ったのです。
本当はSPIの対策本も欲しかったのですが、どの本がいいか分からなかったのでとりあえず保留しました。
学生になりたい。

③読書「メモの魔力」
前書き+後書き+22~126ページ

感想のようなものは上で長々書いちゃいましたね。明日で読み終わると思いますが、既に語ったので感想文は書かないかもしれません。


今日は色々ごちゃごちゃ書いてしまって疲れました。書きたいことは口語として頭では完成してるんですけど、実際に文字に起こそうとするとなかなかできなくてつらい。出来上がった時は楽しかったと思えるんですけどね。
ところでカーヴィーダンスとうとう完全にサボってしまいました。これ以上怠けると今までの分が水の泡になってしまいますので明日こそ踊ります……!

以上、日報でした。今日もありがとうございました。
明日も宜しくお願いします。

プレモルの石原さとみちゃん可愛い。