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はじめまして。鎌倉マインドフルネス・ラボの宍戸です。

はじめまして。

 この度、COMEMOのキーオピニオンリーダーとして投稿させて頂くことになりました鎌倉マインドフルネス・ラボ代表の宍戸幹央です。

まずは最初の投稿ということで、自己紹介を。

 今、私は海と山に囲まれ、自然豊かで禅や武士道など和の文化の歴史をもつ鎌倉を拠点に、これからの時代に必要な”学び・体験の場”を色々プロデュースしています。

 主には個人が自律的に動きイノベーションを起こす組織づくり支援のコンサルティング、坐禅、マインドフルネスを組み合わせたリーダーシップ、チームビルディングの研修、LIFF SHIFT時代の個人の可能性開発のワークショップ、そして、禅などの日本の古来からの文化を学び体験する企画や、社会人向けのこれからの時代のリベラルアーツを考える学びの場などを展開しています。

 中でも一番大きなものとしては、北鎌倉の建長寺で開催する禅とマインドフルネスの国際フォーラム、ZEN2.0 です。

 今年は第3回目となるZEN2.0を9月21日、22日に開催予定なのですが、この詳細については次回の投稿で書きますね。

 ところで、”マインドフルネス”について聞いたことがある、あるいは実践しているという方はどのくらいいるでしょうか? ”マインドフルネス”っていったい何なんでしょう?

 ちなみに私自身がマインドフルネスに繋がってくる、意識ー精神ーの世界に興味を持ったのは中高の頃でした。

 子供の頃から喘息持ちで入院することもあった私は、母の勧めもあり、色んな健康法や治療法と共に、思考法を試すことになりました。
仏教詩人、坂村真民さんの言葉、「念ずれば花ひらく」そんな言葉からくる可能性を探求しはじめたのです。

 そして、心と体の相互作用とともに、人間の無意識・潜在意識に見られる意識の可能性に関わる本などとの出会いから、喘息の発作が起きた身体に対して、身体に気をとられることなく、意識に集中することから生まれる心のスペースの可能性を感じたりしていました。

 この時から大事にしている「念ずる」という言葉に含まれる「念」という文字が、「今」に「心」と書いて、マインドフルネスの元の言葉の仏教用語であることは後から知ったのですが、改めて思うととても興味深い世界です。

 このようにして、私は高校時代に「念ずる」という行為に繋がる”意識”の力を物理的に科学で捉えることに興味を持ち、スピリチュアリティとサイエンスの融合の可能性を個人的に探求しながら、大学では応用物理の世界で量子力学の世界を土台にした研究に関わることにしました。

 物質のミクロの世界である量子の世界に見える不思議な世界は、 観測という行為を介在した粒子性と波動性の二重性があり、客観的な立ち位置だけのサイエンスでは見えない主観的な存在(意識)と融合した全体性を捉えることへの示唆を与えてくれているように感じる世界でした。
 この量子の世界観は仏教思想的な世界観と重なるとも言われています。

 物理の観点からも観測という行為の主体となる意識、そして、過去未来という概念の中で、今という瞬間の意味合いについては、本当に興味が尽きないです。

 さて、私自身のその後のキャリアは、大学院を修士で卒業し、一旦は企業社会の体験を求め外資系IT企業に就職。企業組織の現場に身を置き、その後、企業の人材育成を行うベンチャー企業の創業期に参画し、多くの企業組織の人材育成に関わりました。
 真理の探究と普遍化に想いを持ち、アカデミズムの世界から、世の中を動かしている企業社会の現場での経験を積むことを選択したのです。

 同時に、大学時代に北鎌倉の円覚寺 坐禅会に参加してみたり、社会人になってからも友人らと坐禅会に行ったり、インドで瞑想の修行をされた方に瞑想法を習いに行くなど意識の世界を個人的に探求していたのですが、企業組織で行われている様々な人材育成の現場に関わらせて頂く中で、”マインドフルネス”という言葉が注目されるなど、グローバルな世界では東洋的思想が世の中に求められて来ている、との思いに至りました。

 そこで、私は東洋と西洋の接点とも言える日本が貢献できる要素は大きいのではという考えからその世界を探究し、発信する拠点として日本の伝統的な都市、鎌倉を選び移住を決意したのです。

 東洋思想と西洋思想、全体と個、全体と相対、主観と客観、サイエンスとスピリチュアリティ、といった二元論を超えた新たな叡智の可能性を見い出していくこと、そして、そのような観点の中で仏教・禅の世界や自然崇拝に繋がる日本の古来からの精神文化と、テクノロジーやサイエンスと言った西洋的な文化との融合から生み出される新たな可能性に注目し、探求していくこと。

それが、今の私の興味関心のテーマです。

 社会の分断が明るみになり加速する側面があると共に、気候変動などの環境問題が待った無しの状況になりつつある現在。

 また、人工知能の時代と言われ、テクノロジーの進化が加速し、働き方だけでなく、”働く”という概念さえ変わりつつあるのではないでしょうか。

 金融資本主義や民主主義のあり方自体が見直されようとしている大きなパラダイムシフトの時代に必要な叡智とは何なのか?

 今という瞬間の気づきを大事にする”マインドフルネス”の意味合いと可能性を紐解きつつ、大きな時代の転換点に生きる私たちに必要なエッセンスについての探求をこのブログで展開できたらと思います。(それ以外の緩い投稿もあるかと思いますが。。)

どうぞよろしくお願いします。

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