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異動した時に僕がやるべきこと5つ

異動したら戦闘力がゼロになるわけではない。

当たり前のことを文字にして書いてみました。そしてここで疑問を持った人がいたら、それは自分が感じていた戦闘力というかスキルと客観的に評価された部分の認識に相違があるということです。

会社を経営しているといろんな法則で一年を振り返ったり予測したりします。UUUMであれば8月は夏休みなので動画再生数が伸びやすい。一般企業であれば3月決算の企業が多いので3月は繁忙期。逆に製造・小売などは2月8月は閑散期といろんなトレンドがあるものです。

そして、どの業種においても必ずあるのが異動というやつです。
もちろん長きに渡り同じ仕事を同じ部署、ポジションで行う人もいますしそれが悪いということでも、異動することが良いことでもないとは前置きしておきますが、多くの場合、異動を経験するとは思います。

自分で振り返ってみると19歳から働いてた会社において、19〜23歳までの間を総務という部署いました。僕は入社時に飛び込み営業はもちろん営業として誰かにモノを売る、そして売上をあげるということをする自分を全く想像できなかったわけです。なので事務職としての総務が結果的に大好きでしたし、自分の性格にも合っている、これが天職では?と思ったくらいです。
しかし世の中はそんなに甘くはありません。

異動は突然やってくるドッキリのように

毎年夏の終りには台風が接近します。どこでそんな台風って生まれんだろう?と思う程ある日の天気予報を見てると突然告げられます。
なかなか実感がないです、九州地方とかと違って僕は東京に住んでるわけで台風が北上してきて自分の生活にインパクトするあたりでやっと実感できることがほとんどです。
話を戻すと台風に似たような感じである日突然告げられます。それはまさに2006年8月13日でした。

「鎌田くん、休み明けから◯◯の部署に異動してほしい」

ん?ん??
僕は将来日本一の総務業務をこなす社員として成果を出していくんだと念頭においてた僕からするとあまりにそれは突然の出来事でした。入社して3年今日まで一生懸命に働いてきた僕に突然の異動辞令。そして行き先は携帯電話販売店を多く出店するための店舗開発専門部署。

僕は何も未来が描けなくなりました。

ちなみに僕がいた光通信という会社のある意味素晴らしいところだと思いますが、異動を伝えられたあとに取締役とすぐさま握手をして「頑張ってこいよ!」と有り難いお言葉を頂き、お盆休みのあとに出勤すると総務としての自分の席はなくなっており、自動的?に僕のパソコンと机は店舗開発部署に設置されていました。(素晴らしい......笑)

僕は会社を恨みました。

当時本当に僕にとっての天職は事務職だと思ってましたし、僕が抜けることでのインパクトの大きいだろう。そんな僕を異動させて何の恨みがあるんだろうと。

異動する人って自分から異動したい!と言わなかった場合には多くの人がこれに似た感情を抱いてると思いますし、恨むレベルではないとしても不安でいっぱいになると思います。本当に僕もそうでしたし。

そしてそこから僕の事務職から営業職に変わっていく人生がスタートしたのです。ここからの店舗開発業務や携帯電話販売業務などはまた別の機会に書いてみようと思いますので、僕の異動の話はこれくらいにして。

異動した時に僕がやるべきこと5つ

さて、なんとなくタイトルにあるようなことを書きます。
まあよくあることだと思います。会社の中でポジションチェンジした場合にいままでの業績を認められて別のポジションにコンバートするなど。

ここでまずコンバートさせられた側からすると、せっかく慣れてきた業務を離れ1からスタートしないければならない不安が巡ってきます。
そしてコンバートさせた側からすると、その不安にも打ち勝って1から理解してしっかりと遂行できる責任者になってくれると期待してます。

不安と期待のバランス、これが結構ポイントです

早い話がどれだけ待てるかだと思います。
異動を告げた上司は対象者の性格からビジネススキル、そして得意分野を理解して、異動先においての成功(良い成績)を掴むものと確信まではいかないが確率論的には高い勝率を算段して送り出します。

これが重荷になってつぶれないように、そして「即戦力」なんて言葉がありますがそれは端的にその人が持ってた一部のスキルがすぐに流動できただけで、しっかりと本来期待してる成果を上げてくれるまでは時間が必要ということを理解しないといけません。

そしてにんげん、スーパーマンではないので最初からできる人はいません。僕もそうです。自慢ではないですが、今となっては僕はなんでもやれる自信はあります。19歳から働いてる上で異動もあればそれこそ起業もしたというある程度の経験があるので、一般の人より自信はありますが、僕は自分のことを天才と思ったことはありませんし、異動した時、新しいモノと出会った時にやってきたこと、当時から取り組んでることはそんなに手法は変わってないと思うので下記記述することにしました。

あ、ちょいちょい、noteに書くとノウハウが流出とか言われることもありますが、僕は書いても実行できるかは別だし、書くことで仕事が進む人が増えればもっと良い世の中になると思うので書きたいなと思います。

①まずは人に教えてもらいます。

責任者というポジションでコンバートされたからって、「責任者」という言葉が邪魔をして、人に聞かずとも覚えれるようなそんな天才を求められてるのとは違うということを大前提で行動します。
だって、知らないほうが後々に業務にマイナスインパクトを与えますし、最初のうちは聞くことって何も恥ずかしくないので。

繰り返しますが、コンバートされた人が求められてるものは部署の責任者であって、責任者というのは正しく物事を理解し、学び、そして責任を取るということなのでそれにあたって必要なプロセスは全部通るべきですし、当たり前に判断できるためにも人に聞くことがなによりです。
こうやって教授してもらう中で必然とコミュニケーションが増えて関係値もできてきますし。

②自分の成功体験から自分の能力を理解する

冒頭にも「異動したら戦闘力がゼロになるわけではない。」と記載しましたがそのとおりで、異動したとしても積み上げてきた自身の能力は消えるわけではありません。よくある話で営業職からコーポレート業務、または逆でコーポレート業務から営業職などの異動は一般的に多いです。

あまり会社というコミュニティで働いたことない人からすると意外に思うかもしれませんが、営業職といっても毎日飛び込み営業をしないといけない時代でもないですし、コーポレート業務といっても難しい業務だけではないので専門知識がなくてもコンバートされることもあります。

こういう場合は多くのケースとして営業からコーポレートの場合は営業で培った営業力とトーク力を社内で発揮してほしいとなり、コーポレートから営業の場合は社内コミュニケーションと調整力をクライアント様向けにもそのスキルを発揮してほしいということがあります。

こうやって書いてみたのを読むと、コーポレート業務らしい人がほしいわけでも営業らしい人がほしいわけでもなくて、培ったスキルを次のところでも遺憾なく発揮してほしいという気持ちで異動させてるわけです。
ただ、多くの人は先程書いた通りで異動したことによる不安から急に能力が低下することがあります。これを解決するのが本当の上司ってやつですね。

良い上司に出会うと、ここらへんの悩みは一発で解消してくれることがほとんどですが、難しいケースなどは自分で考えてみるといいと思います。

「なんで自分が異動したんだろう?」と。

③異動先の人を受け入れる

いままでの業務から離れたということはいままで業務として関連していた人たちからも離れるということになります。これは非常に痛いです。僕とかのレベルになると淡々と成果を出したいという気持ちでいっぱいですが、多くの従業員というレイヤーにおいては社員同士のコミュニケーションだったり人間関係というのが働くモチベーションには欠かせないものです。

でもやっぱり異動したということは新天地での活躍を期待されてるということなので、そこはスパッと受け入れます。新しく人間関係を築くことも仕事の一つだと思います。
ちょっと余談ですが会社っていうコミュニティって良いことも悪いこともあるなっと思うのが、社内コミュニケーションというスキルも必要になってきてるのはたしかだなと。

④まずは作業そのあと本質

コンバートとか異動とか同意語ですが、結論は今よりももっと良くなることを期待されてると僕は思います。①〜③としてどっぷりと現場に入ったあとに求められることって本質的にどう良くするのか?の部分だと思います。
ここに行き着くのは誰もが異動の時に「こうしてほしい」といわれてるわけですが、端的にそれだけを遂行しようとするとまず現場とのハレーションが起きます。そして失敗します

書いた通り現場に入ったあとからどう改善していくのか?をしっかりと現場を巻き込んで問題提起と解決に向かわないといけないんです。
よくある話でコンサルティング会社であってもこのご時世、相当踏み込んで社内に入り一緒になって問題解決してくれる世の中ですし、やはり「責任者」という存在は頼られる存在でないといけません。
そのためには自分だけが特別という感情ではなくて一緒の目線でみんなで高めあって行くことが大切なんです。

⑤がむしゃらに働く

最後は精神論みたいになりますが、やっぱりこれです。
何よりも僕は古臭い人間かもしれませんがやっぱり背中を見せることって大切なんだと思ってます。自分の働く時間が長いということではなくて、前に出て仕事を取っていく、またわからないことがあったとしてもそのことに対して多くぶつかれるか?ということなのかなと。

ここに書いてることで人望を得ろなんて難しいことを書いてますがそれって一生懸命に本当に仕事に向き合っていたら得れるものなんだと思ってます。恋愛などの好き嫌いではなくて、仕事なのであくまでできるかできないかが最終判断ポイントなので。


以上の5つのポイントを僕としては異動した際にまたは新しく仕事に対面した際に心がけているという感じです。
連休明けてふと日付をみたら、ちょうど13年前の2006年の8月13日に僕が異動を通達された日だ!と思ったので書いてみました。

13年前のことなのによく覚えているなという感じもしますが、それだけ異動とか新しい仕事に就くタイミングというのは自分の中ではビッグイベントだということだと思います。この気持ちを忘れずに逆に異動を告げる側として接していけるように僕も自戒を込めて書いたということでしょうか。
※いま時点なにか悪いことがあったということでありません。笑

それではまた明日。



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