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1度では感情の整理ができないマンガ『東京喰種 トーキョーグール:re』

水曜日ですね、今日のマンガは『東京喰種 トーキョーグール:re』です。

ついにきた、以前書いたマンガ作品の続きものnote。若干ネタバレも含みますが、ひたすら好きなところを書いていきます。

そのまえに、実は最近"すごいなこのマンガ"と思う作品を読んでいたんですけど、きっとこれをかいたらnoteがめっちゃ暗くなっちゃう気がして。

例えば

とか

というところから、たどり着いたのが『東京喰種 トーキョーグール:re』でした。そもそも、この記事を読んだのがきっかけで、読みたくなっちゃったんですよね。

まずは最終巻の16巻を読んで、そのあとに1巻から10巻までを読みました。そして、感極まって昨日ツイートしています。

あらすじ
群集に紛れ、ヒトの肉を喰らう。ヒトの形をしながら、ヒトとは異なる存在…“喰種”。“喰種”を駆逐・研究する〔CGC〕は、あるひとつの命題を果たすため、実験隊集団を新設。——その名は「クインクス」。「まともな人間」でない彼らと、佐々木排世一等捜査官が“東京”で向き合うものとは——!?
(引用元:東京喰種 トーキョーグール:re - 週刊少年ジャンプ公式


白の使い方が好き

改めて『東京喰種 トーキョーグール:re』はきれいだと思います。

マンガには出版社ごとのカラーがあると思うんですけど、ヤングジャンプの世界観のなかで、効果的に白色を使われていると思うんですよね。強姦、虐待や殺人などいろんなシーンもありますが白の使い方が好きです。

例えば、有馬さんとカネキくんの戦闘シーンでの白。"なんか独特だな"という感じがします。

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『HUNTER✕HUNTER』の冨樫義博さんと『東京喰種トーキョーグール』の石田スイさんが対談された企画で、石田スイさんが描かれたヒソカのネームを見たときも同じことを思いました。


文字が好き

ぼくが『東京喰種 トーキョーグール:re』で、"これうまいな"と思う表現の1つが文字の選び方や意味です。特にこの3つが好きですね。

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黒山羊(ゴート) 
東京地下24区にアジトを構え、非戦闘者のための食糧調達や、クインケを奪うことによる〔CCG〕の無力化を推進していく組織。

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ビレイグ
"ビレイグは北欧の神オーディンの別称で意味は「片目を欠く者」。

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re
マルタ語では「王」を意味する。

すごいかっこいいですよね。言葉の選択として上手いなぁって思います。フォントというよりは、その意味に惹かれますね。


登場人物の変化

『東京喰種 トーキョーグール』のカネキくんは、『東京喰種 トーキョーグール:re』』では琲世になっています。普段は温厚なメンターなんですけど、

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仲間の死をきっかけに黒くなって単独行動に走るんです。そんな、先生じゃなくなるカネキくんもぼくは好きで。

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もちろん有馬さんと戦ってるところも好きで。最後なんてもう、体が原型をとどめてないじゃないですか。東京喰種って本当に人が変わっていくんですよね。

六月もそうでした。

最初は中性的な雰囲気だったのに、流島のあたりでは全然違いますよね。

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そこから、恋をきっかけにどんどん変わっていきます。六月の変わりぶりったら半端ないですよ。

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あとはニムラも最高ですね。

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最初は琲世と一緒に、敵対するエトの家に捜査にいくんです。なんてことないサブキャラのように登場するんですよね。こうして相手を油断させておいて致命的な傷を負わせます。

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ここで、やってて良かった嘉納式って言うんですよ(笑)。

で、これが9巻の最後です。

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変わっていきすぎ。やばいですよ。

 『東京喰種 トーキョーグール』はそもそも、カネキくんが鉄骨を落とされるところから物語がスタートします。それを落としたのが実は...という部分も『東京喰種 トーキョーグール:re』では明らかになります。

すべてが綿密に計算されていて本当にすごい作品なんですよ。まだ読んだことない人はぜひ読んでほしい。そしてツイートしたシーンのことを想像してほしいです。

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ぼくは多分、もう10回近く読んでいるんですけど、まったく感情の整理が追いつかないんですよ。

もちろん大枠のストーリーは理解しています。

ただ何回も読むたびに、この人はどういう気持ちだったんだろうと思う部分が変わります。感情移入する相手が変わっていくんでしょうね。結末を知っているからこそ、いまこの人はどういう感情で生きているんだろうと。

最初に読んだときは全容を知らないじゃないですか。

亜門鋼太朗にしても、こんなことになるなんて想像もしていなかったんです。最近はやっと、ぼくのなかでの東京喰種というパズルのピースが少しずつ埋まっていっているような感じですね。

本当に『東京喰種 トーキョーグール:re』を作られた、石田スイさんは天才だと思います。

(ヘッダー画像引用元:石田スイ / Twitter


それではまた明日。

最後に。
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