高松宮記念の振り返り


2023ファストフォース

人気構成:分散
1人気4.5倍 メイケイエール
2人気5.4倍 ナムラクレア
3人気6.3倍 アグリ
4人気7.0倍 ロータスランド
5人気7.9倍 トウシンマカオ

 スプリンターズS1人気14着→香港スプリント5着から3ヶ月ぶりのメイケイエールが1人気。昨秋のスプリンターズSの人気がそのまま移行したような形。しかし人気先行感は否めず12着に沈んだ。
 2人気ナムラクレアはスプリンターズS2人気5着と凡走後の休み明けシルクロードSを勝って参戦。こちらは人気だったが2着に入った。
 勝ったのは、こちらもスプリンターズS12人気10着後に何度か使ってからシルクロードS10人気2着後のファストフォース。今回も10人気と穴ポジションだった。これまで2戦ともナムラクレアには人気着順負けしていたが、今回は逆転することができた。
 3着には13人気のトラヴェスーラ。こちらもファストフォース同様、スプリンターズSでは11人気7着だったが、ここで巻き返した。
 こうしてみると、人気になっているスプリンターズS組と大差なかったファストフォースとトラヴェスーラが穴を開けた点は共通している。


2022 ナランフレグ

人気構成:集中
1人気2.2倍 レシステンシア
2人気5.2倍 メイケイエール
3人気5.6倍 グレナディアガーズ
4人気10.7倍 サリオス
5人気12.9倍 ロータスランド

 スプリンターズS2人気2着→香港スプリント2着からの休み明けレシステンシアが抜けた人気になった。この戦歴は2023でもそうだが人気になりやすい。結果は6着に沈んだ。2人気メイケイエールはスプリンターズSで7人気4着からの2人気と辛い人気変動で辛かったものの、シルクロードS を上位人気で勝ってから参戦し5着に入っていてレシステンシアを逆転している。昨年の序列は崩れやすい時期なのかもしれない。
 3人気グレナディアガーズは1200の実績なくマイル路線から初の1200に挑戦。12着に終わっている。人気では危ないローテーションか。2着には同じようにマイル路線からの5人気ロータスランドが入っているから、人気を追いすぎなければマイル寄りの実績馬でも通用する可能性もある。
 勝ったのはシルクロードSで2人気メイケイエールと上位人気で僅差だった8人気ナランフレグ。前走オーシャンSで4人気2着とスプリント重賞で上位争いをしてきたがメンバーアップで人気を落とした形だった。
 3着にも休み明けオーシャンSで9人気6着だった大穴キルロードが入っている。ナランフレグとも0.3差だったのでそれほど大きく負けてはいなかった。前走勝ち切れていなくてもいいので程よく走って状態が上がってきているが人気がないスプリント系の馬は軽視できない。


2022 ダノンスマッシュ

人気構成:やや分散
1人気2.9倍 レシステンシア
2人気6.0倍 ダノンスマッシュ
3人気6.3倍 インディチャンプ
4人気6.5倍 ライトオンキュー
5人気7.1倍 ラウダシオン
6人気13.5倍 モズスーパーフレア

 1人気はマイル戦からトライアル阪急杯を1人気1着で勝ってきたレシステンシア。結果は2着。初スプリント重賞だったので人気ほどは期待値は高くない。実績で粘った感じだろう。
 勝ったのは、スプリンターズS3人気2着→香港スプリント勝ち後のダノンスマッシュ。レシステンシアに人気が流れていたのと、2人気〜5人気も割れていたので実績的にはかなり楽な人気ポジションだったはずだ。通常はこの戦歴だともっと人気が抜けてもいいので、こういう人気にならない年は実績重視で狙いたい。
 3着には3人気インディチャンプ。マイル戦歴のみで前走トライアルで勝ち馬と0.4差の4着。何とか3着に粘ったが、あまり人気では狙いたくない戦歴ではある。

 

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