安田記念の傾向と対策

2022年 ソングライン

人気構成:分散型
1人気4.5倍 イルーシヴパンサー
2人気4.9倍 シュネルマイスター
3人気7.8倍 ファインルージュ
4人気8.2倍 ソングライン
5人気8.7倍 セリフォス

 東京新聞杯勝ちで初重賞勝利だったイルーシヴパンサーが押し出された1人気。東京新聞杯で2人気3着(0.4差)だったカラテが今回大穴だったので、大幅なメンバーアップ感があった。結果は8着
 2人気のシュネルマイスターはマイルCSで2人気2着と実績あったものの、前走のドバイで先着を許したヴァンギャルドが大穴ポジションだから、2人気では哉や人気先行感があった。結果2着。
 3人気ファインルージュはヴィクトリアマイルで最先着の3人気2着。今回も3人気とあまり辛くない人気ポジションだったが5着。勝ったのは2人気5着後の4人気ソングライン。ファインルージュは接戦後の疲労もあったのか。大差ないヴィクトリアマイル6人気3着のレシステンシアも穴ポジションで11着に沈んでいる。レシステンシアは高松宮記念も使って連戦が続いていた。ヴィクトリアマイルは圧勝だったり、脚を余して負けるなど不完全燃焼の場合ないと混合戦でのここは辛くなるのか。
 3着にサリオスが穴人気で入っているが、同馬は高松宮記念を4人気15着でほとんど走っていない状態だった。なおマイルCS3人気6着とマイル実績もあったので単純なスプリンターというわけでもなかった。
 5人気セリフォスは、NHKマイル1人気4着凡走からの出走だったが4着まで。こちらもメンバーアップで望むことになるので軽量とはいえ上位人気で勝つのは難しいのかも。


2021年 ダノンキングリー

人気構成:集中型
1人気1.5倍 グランアレグリア
2人気7.0倍 インディチャンプ
3人気7.9倍 サリオス
4人気10.2倍 シュネルマイスター
5人気14.7倍 ケイデンスコール

 1人気はヴィクトリアマイル圧勝だったグランアレグリアだったが2着。大阪杯→Vマイル→安田記念とG1連戦の疲労もあったのだろうか。
 勝ったのはグランアレグリア、インディチャンプあたりと休養前の1年前に戦っていたダノンキングリー。休養明けで大きく人気を落としていた。実績馬の休養明けでも走れるレースだということはチェックしておきたい。
 3着はNHKマイルC勝ち後のシュネルマイスター。2022年もそうだったが、NHKマイル経由は人気になりやすいし、メンバーアップになるので勝ち切るまでは難しそうだ。
 3人気サリオスは大阪杯からの距離短縮だったが決まらず14着。大阪杯からの距離短縮は決まりにくいのか。
 2人気インディチャンプは4着。高松宮記念3人気3着からの距離延長だった。阪急杯も使っていたので疲労残りか。


2020年 グランアレグリア

人気構成:集中型
1人気1.3倍 アーモンドアイ
2人気7.0倍 インディチャンプ
3人気12.0倍 グランアレグリア
4人気12.7倍 ダノンプレミアム
5人気12.9倍 ダノンキングリー

 1人気はヴィクトリアマイル圧勝だったアーモンドアイ。2021年のグランアレグリア同様2着。人気が抜けやすいローテだが、なかなか勝ちきれない。
 勝ったのは高松宮記念を休み明け2人気2着だった4人気のグランアレグリア。桜花賞勝馬であることで純粋なスプリンターではなかった。アーモンドアイがかなり人気してくれていて、人気面でも走りやすかったのかもしれない。
 3着は前年マイルG1を2勝しているインディチャンプ。マイラーズC経由で参戦した。大崩れのないローテーションである。
 5人気ダノンキングリーは大阪杯からの距離短縮だったが、7着に終わっている。4人気のダノンプレミアムは海外G12000mからの参戦だったが13着と不発。

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