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Vもぎ・Sもぎ・学校実力テスト出題比較(3)社会の出題

模擬試験や実力テストの理社は出題に偏りがあるのはご存知でしょうか。ですから、もぎや実力テストの直前にどこを勉強したらいいかは出題範囲に合わせてやらないと、全く出題されなかったなんてことにもなりかねません。

理想は全て勉強すればいいのですけど、直前になって全ての範囲をやりきれないということはあると思います。あるいは、かなり理社が苦手なので優先順位をつけて欲しいということもあると思います。そんなときのことを思ってここでは書いています。


社会の出題の特徴


学校実力テストの社会

【夏休み前の学校実力テスト】

地歴総合問題です。やや歴史の配点が高いです。
学校で習いたてで定期テストにも出てきた歴史の出題が20点くらい出題されます。習いたてなのでここの勉強にはあまり時間かけずに行えるでしょう。歴史で復習するのは1年生で習った古代~中世の範囲でしょうか。30点くらい出されます。地理は特定の地域というより総合問題がざっくりと40点くらい出されるので復習がしづらいかもしれませんから、直前は歴史の復習に時間をかけた方が効率が良さそうです。

【夏休み後すぐの学校実力テスト】

 夏休み後に行われる社会では古代~中世の歴史が出題されません。ですから夏休みに、歴史の最初から復習していって途中で挫折した場合には、全くこのテスト対策になっていません。個別指導塾で夏休みに歴史の最初から勉強して途中で終わった場合も同様です。得点になんら影響してきません。
 夏休み後の実力テストの歴史で出されるのは近現代史です。60点弱くらい出題されます。夏休み後半に歴史をやるなら明治以降の歴史です
 地理は年間通して総合問題でざっくりきかれますから、塾などで習うには向かない単元です。全国高校入試問題の過去問などをやりながら教科書や地図帳などで必要な知識を入れていくやり方が効率よいでしょう。

【秋以降の学校実力テスト】

 公民が30点くらい入ってきます(学校の進みが遅い場合には、近現代の歴史の比重が上がる)。まずは、この公民が学校で習いたてですから、確実に得点できるようにしましょう。かまなびでは公民を習ったら入試問題までやらせてしまいます。後で復習する時間がもったいないので、習ったタイミングで入試レベルまで引き上げた方が効率がよいです。
 歴史は総合問題になってきて、夏直後の実力テストで出題されなかった古代~中世の歴史が15点くらい入ってきます。近現代史も15点くらい出題されます。地理は相変わらず総合問題で35点くらい出題されます。


Sもぎの社会

【夏休み前のSもぎ社会】

 6月は地理総合で40点分くらい、江戸までの歴史で40点分くらい出題されます。近代史は、欧米の近代化~幕末が20点弱くらいの出題です。
 7月のSもぎは特徴があって、古代~中世までの歴史の出題がありません。幕末~2つの世界大戦の広い範囲の出題になります。60点弱くらい出題されます。学校でそこまで習っていない場合には急いで第二次世界戦くらいまで予習でやってしまいましょう。逆に言うと、そこまでやってしまえば60点分くらいが取りやすくなります。

【夏休みのSもぎ社会】

 7月のSもぎと一転して歴史が近現代史が出題されません。江戸までの歴史で60点弱くらい出題されます。
 夏休み明け直後の学校の実力テストだと、前述のように近現代史のみですからややこしいですね。夏休み中のSもぎまでは江戸までの歴史をやり、終了後は近現代史に切り替える方法もありかもしれません。

【9月のSもぎ社会】

 9月も歴史に偏りがあります。今度は古代~中世までの歴史の出題がなくなって、幕末から明治以降の近現代史が60点弱くらい出されます。夏休みのSもぎの失点分析で歴史ができていなくて、9月に江戸までの歴史をやり直しても出題がほとんどないのです!8月のSもぎで歴史ができなかったら、近現代史に切り替える必要がありますよ。

【10月以降のSもぎ社会】

 ここからは地理も歴史も総合問題になります。35点くらいずつ出題されます偏りはありません。
 10月からは公民の出題が始まります。地歴の復習する時間がない場合には、学校で習った公民の範囲を入試レベルの問題演習をするのがいいでしょう。30点弱くらいの出題があります。


Vもぎの社会


【夏休み前のVもぎ社会】

 地理は、6月は世界地理が出され、7月は日本地理が出されます。50点分くらい出題されます。
 歴史は、6月は江戸までの歴史で50点分くらい出題されます。
 7月になると、江戸までの歴史に加えて、近代史が日清・日露戦争まで出題されます。学校で習ったばかりのところになるのでここは確実に得点して下さい。

【夏休みのVもぎ社会】

 夏休み中に行われる8月Vもぎですが、7月の出題と異なるところは、形式が千葉県最新入試とかなり同じようになるところです。Sもぎは年間通して同じような出題(千葉県の出題に似せてはいます)ですが、Vもぎはかなり本番に近い出題形式になっています。
 出題範囲も地理が総合問題になり、日本地理と世界地理がどちらも出題されます。歴史の出題範囲は日清・日露戦争までと変わりません。

【9月以降のVもぎ社会】

 9月以降は歴史の範囲が徐々に増えていき、10月から歴史は総合問題、公民が徐々に入ってくることになります。形式はそっくりもしなので最新の入試問題の出題形式になっているので、本番のような練習を積むことができます。


社会模擬試験・学校実力テストまとめ

●学校の実力テストとSもぎは歴史の出題に偏りがあるので出題範囲を必ずチェック!テスト直前の学習がズレないように!
●Vもぎは、8月以降の出題形式が最新の千葉県の入試問題とかなり似せている



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