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未来文明史論2019(12)世界滅亡論と科学

【はじめに】
 本日は9月1日、#防災の日 ですね。災害といえば、自然災害もありますが、人類が及ぼした事例もあると思います。
 タイトルにある、#世界滅亡 とは大ごとかもしれませんが、「忘れたころにやってくる」ものとして真剣に考察したいと思います。現状をふまえて、100年後の未来は世界的な危機に対してどのように対応できるでしょうか?想像の翼を広げて、柔軟に考えてみようと思います。漫画やSFなど想像の産物は、その後、現実になっている事例も多いです。
 本稿では、連作で22世紀の未来にどんな予測できるか、現在の最新テクノロジーを参考に、#未来史 を考察する小論文です。決して #陰謀論  ならないよう、科学的な視点を重視したいと思います。世界中で #異常気象  が問題になっています。

▼参考「異常気象は、2047年から「普通」になる」 @wired_jp https://wired.jp/2016/08/18/weather-of-the-future/

▼参考「「異常気象」が世界経済の最大かつ恒常的なリスクになり始めている」 https://ascii.jp/elem/000/001/815/1815810/

▼地球の記録 アース・カタストロフィ・レビュー
https://earthreview.net/category/weather/

※いつもは、#note というアプリに書いているのですが、今回は、#amebaブログ のほうにも更新したいと思っています。


【地球滅亡をもたらす大惨事と対策の事例:引用文】
 興味深いコラムがあったので、それを読みつつ、要約文を提示して、感想などから、まとめてみたいと思います。

「世界を滅亡させうる12の大惨事と、10の対策」 @wired_jp
 https://wired.jp/2015/03/01/global-challenge-foundation


▼レポートでは、さまざまなリスクが4つのグループに分けられている。
(1)いまそこにあるリスク、
(2)外因性のリスク(すなわち人間の活動が原因ではないもの)、
(3)出現しつつあるリスク、そして、
(4)グローバルガヴァナンスと関連するリスクだ。

▼研究者たちは2つのパラメーターを計算した。
(1)その出来事が人間の文明の終わりを直接引き起こすリスクと、
(2)時間とともに社会の崩壊をもたらす出来事の連鎖を引き起こすリスクだ。

▼起こりうる「世界の終わり」とはどのようなものだろうか。
1、「いまそこにあるリスク」を示すものを5つ挙げると、
(1)極端な気候変動、
(2)核戦争、
(3)環境大災害、
(4)世界的なパンデミック、
(5)グローバル経済システムの崩壊がある。
2、「外因性のリスク」としていちばん大きなものは、
(6)小惑星の衝突と、
(7)超巨大火山の噴火によるものだ。

▼「出現しつつあるリスク」が何かというと、これらはSFめいたものもあるのだが、代表的な例として挙げられるのが、
(8)人造生物と
(9)ナノテクノロジー、そして
(10)人工知能だ。
(11)未知のリスク(現在知られていないが、それでも対策しておくべき危険)がある。

▼12番目として挙げられるのが劣悪なグローバル・ガヴァナンス、つまり、将来人間の文明の壊滅を引き起こす可能性のある、貧困や、飢餓や、戦争のような難題を解決する能力の欠如だ。

▼対策について
①リスクに対応する役割を担う世界的なネットワークの構築
➁世界的な難題のリスクを分析する能力の改善
➂早期警告システムの開発
④極度に複雑な社会・環境システムとしての世界を視覚化することの奨励
⑤正しい方向の努力に報いること
⑥あらゆる種類の可能性に注意を払うこと(つまり、わずかでも、潜在的に壊滅的なインパクトをもたらすリスクも念頭に置くこと)
⑦より大きな注意を払って極限の大惨事の可能性を研究すること
⑧可能性は低いがインパクトの非常に大きい出来事から生じる危険を、正しく判断するのにふさわしい言葉の選択を奨励すること
⑨グローバルリスクの指標を定めること
⑩グローバルリスク・オーガニゼーション創設の可能性を検討すること


【22世紀の未来予測】
 地球史46億年では、何度も生物の  #大量絶滅 を経験できた。
 21世紀現在では、#異常気象 が続き、もはや 「通常の気象」となりつつある。#想定外 という言葉がメディアでにぎわせた時もあり、いまは  #数十年の一度の災害 と、さらに警戒を強めた言葉が使用されるようになる。スーパーコンピューターやSNS等のビックデータ分析等で、迅速かつ細かな  #災害予測 が行われるようになったため「早めの避難警報」が実践されている。災害への直接対応はできないのだろうか。#地震  #津波 など、#火山活動  #深海 の調査など、地球内部の研究がもっと活発になればと願う。
 また、科学技術の進化がすすみ、法整備など  #生命科学 #人工知能 の深化に追い付かない。しかしながら、それら行き過ぎた科学と順応しながら、人類も進化しなければならない。なぜならば、22世紀は宇宙世紀だからである。#太陽系惑星 研究とともに、#太陽系外惑星 の研究も進展するだろう。目的は、増えすぎた人類を賄えない地球の環境下で、レアメタルやエネルギー資源の入手のため、他惑星の移住のため等、ある。ただし、#宇宙軍 のような軍備増強のみに偏らぬように注意したい。
 22世紀の未来では、地球滅亡の予知ができて、それなりの対応策がとられる世界になっているだろう。大量の人員が移動できる宇宙船や災害救助のための  #病院船 も増設。未来ものの創作物では、核戦争後の荒廃したディストピアを描く作品も多いが、まず実際には起こらないと思う。いまの国際政治では、かけひきの手段として「核兵器」を小国がもつことが危険視されている。しかしながら、核兵器所有と使用は別問題である。核の取り扱いに関する事故は起きるかもしれない。ただし、宇宙に進出する未来では、多数の宇宙線や太陽風と付き合わなければならず、人体に安全な放射線研究が確立しているだろう。地球には強力な磁場があり、いままで守られてきた。

【わたしたちが生き残るために】
 (1)自分自身で対応できること(「災害袋」等の準備、避難経路の確認など)、(2)研究者や国レベルで対応すべきこと、分けて考察すべきだろう。いまの科学技術では、「災害を防ぐ」よりも「災害を減らす」という #減災の思想  へシフトしている。
 災害根本を無くすことは出来ないのだろうか。一部の科学者や評論家のなかには「地震も予知しても仕方がない(避難場所がなくパニックになる)」という風潮があり、地震や火山活動が起きたのちに、事後そのシステムを研究するのでは、望む結果ではないはず。2014年の御嶽山噴火では、予知もできず、登山者のなかに多数の犠牲者を出したことは、行政や科学者の責任であり、決して忘れてはいけないのである。下記の映像を視聴して頂きたい。

https://youtu.be/juHh_j5k5GE

 研究者や設備の少なさのせいにしてはいけない。より研究費が得られて環境が整い、就職がよい分野の研究に偏っている現状。このままでは、科学技術の研究と経済と癒着し「政治」手段として悪しき循環に巻き込まれて、「大国主義の軍事技術中心主義」になる危険性がある。それよりも、基礎研究の充実がのぞまれる。科学の世界では、理論の研究予想が50年、100年の年月を経て、臨床で証明されるのがざらである。

「きょう防災の日 首都直下地震を想定して総合防災訓練 | NHKニュース」  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190901/k10012058731000.html

視点を、生活者のものに戻そう。今日は #防災の日  1923年の #関東大震災  を祈念して設けられた日である。日本列島は火山列島であり、その被害も、豊かな自然の絶景など恩恵も表裏一体である。日本人にとって、災害とともに生きることが宿命なのだと実感した一日。

「災害列島 命を守る情報サイト|NHK NEWS WEB」https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/

「千島海溝 巨大地震 切迫の可能性高い 地震調査委|日本列島 どこで何が起きるのか|災害列島 命を守る情報サイト|NHK NEWS WEB」https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_08.html

「首都直下地震 被害想定 死者約2万3000人|日本列島 どこで何が起きるのか|災害列島 命を守る情報サイト|NHK NEWS WEB」https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_05.html

「内陸直下 活断層による地震に警戒を|日本列島 どこで何が起きるのか|災害列島 命を守る情報サイト|NHK NEWS WEB」https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_06.html


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