秘密というのは、何かしらあるのではないか。。。

自分はそう思う時がある、人との距離感を気にして。

「言わない方がいい」「言った方がいい」

「言ってしまったら関係が崩れさるかもしれない。」

そう、考えた事はないだろうか？

彼女とは付き合っては居ない。ただ仲良し。

気が合う仲良しである。

でも、癒されるし、僕はどんどん惹かれていった。

でも、秘密がある。

それは、僕には彼女が居た、まだそれを言えなかった。

この楽しい時間が崩れるのが怖かった。

僕たちは週に2.3回は近くの公園のベンチで話す事が日課になっていく。

ある日、話してた時に、言われた。

「○○君ってー。彼女っているの？」

「うん。居るよー」僕は少し声のトーンが低くなったのを覚えている。

彼女は、「やっぱりなぁー。居ると思ってたよー」

と、いつもの明るいトーンで言った。

「まー、でもあまり上手くいってないしマンネリ化してるんだよねぇー。」

僕は、彼女との仲を崩したくないから正直に答えた。

「そうなんだぁー。付き合ってると色々あるよねー。」

「うん。そうなんだよねぇー」

彼女の心中は分からない。

僕も「これからも仲良くしてくれる？」とも言わなかった。

伝えた事で関係がこじれるかもしれない。

このまま仲良しで良い、それで良かった。

彼女もそうだったのか。。

その次の日もいつもの明るい笑顔で振るまってくれた。

そして、いつものベンチでいつもの笑顔で二人は話した。

でも、僕たちは分からなかった。

お互い深い関係になっていく事を。。。