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毎月もらえるのにお得じゃない!?「毎月分配型の投資信託」にご注意

みなさんこんにちは、未来投資FPの亀井です。

今日は、Kさん(52才)の相続財産のご相談のお話です。亡くなられたお母様(74才)は約10年前から、毎月分配型の投資信託を運用されていました。息子さんは内容をご存知ありませんでしたので、解説すると「なんで母さんはこんな投資信託を買ってたの!?」と嘆いていました。

特に中高年の方が毎月分配型の内容を知らずに「毎月お金がもらえるから嬉しい」と購入される事例が多いようです。今日は、毎月分配型はなぜ注意が必要なのかを解説します。

毎月分配金型の投資信託とは

毎月分配型の投資信託は、決められた時期に投資信託からお金が支払われます。例えば表のような、毎月10円が分配される1口4,000円の投資信託を100万円(250口)購入すると、10円✖️250口で毎月2,500円、年間30,000円が受け取れます。

分配金の原資は、運用益と元本払い戻しの2種類ある

分配金には大きく分けて運用益を原資とする「普通分配金」と、「元本払戻金(特別分配金)」の2種類あります。

元本払戻金だと、元本の一部を返しているため、お金が増えているわけではありません。しかも、運用される金額が減ります。「100万円が働いてくれている。」と思っていても、お金が返ってきているため、実際には100万円より少ない額しか運用されません。

運用益と元本が組み合わされる分配金もある

運用益と元本払戻の分配金は、組み合わせとなることもあります。

日経新聞社が残高の大きい主な毎月分配型ファンドについて、元本払戻金の状況を調べたのがこちら。(2022年12月末時点)

2023年1月26日日経新聞投信コラムより

5年前に購入した場合、分配金の全額が運用益で支払われたファンドは、この表の15本の中には1本もありませんでした。

ただし、運用益をしっかり出して、顧客に分配する優良な投資信託も、ちゃんとあります。お持ちの投資信託が気になった方は、勇気を持って相談に来てください。

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