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イメージを植え付けられた花

子供の時、よく道端で花を摘んでいた。
トップ写真のヒメジオン(ハルジオンかも?)、カラスノエンドウ↓↓も好きだった。
雑草にしては素敵すぎではないか?

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可愛い花も咲くし、小さいサヤエンドウ豆みたいなものもつく。
おままごとで、泥と混ぜてごま和えにしていた。。

好きな花はデイジーと答えていた。
ヒメジオンと親戚であろう。

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中心を丸く描いて回りに花びらを描く。
子供時代に描いた花の絵は、ほとんどこの手の花だった。

幼稚園はきく組だった。
私自身は黄色いイメージのきく組が気に入っていた。

母は他の親御さんたちと、
「子供に菊だなんてねぇ・・かわいそうだわ」
と言っていた。
その時は意味がわかってなかった。

他にさくら組と、ばら組があった。

圧倒的人気はさくら組

ばらは、子供にあんまりウケない花であった。
「バーラバラー♪バーラバラー♪ ばらばらのクラスやー」
と男児が節をつけて、ばら組の子たちを冷やかしていた。
この手の男児はクラスに3人位の確率でいる。
ばらばらだったらどうだと言うのか・・・今なら論破できる。

時々、JAに野菜を買いに行く。
地元の農家さんには、野菜以外に花を持ってくる人もいる。
普通の花屋さんとは、品ぞろえが少し違う。
野花?と呼ぶにふさわしい花。
神棚用の榊や、仏壇用の花も。

今年、仏壇がわが家にやってきた。
だから、それ用を手に取りかけてやめた。
いかにも
THE 仏壇

仏壇の花入れが小さいので、残りをガラスの花瓶に生ける。
それが菊ってどうだろう?
というわけで私好みの花を入れている。
ご先祖様もビビっているかもしれない。

子供の時はあんなに菊系の花が好きだったのに。

なのに、どうして菊は敬遠してしまうのか。

友人が言っていた。

「カーネーションは母の日用と決められたがゆえに、価値観を変えられてしまった可哀想な花だ」

「菊は仏事用と決められたがゆえに、他では敬遠されやすい可哀想な花だ」

その花売り場に、外国人の女性が3人でやってきた。
東南アジア系だろうか。
ひとりが仏壇用の花を手に、腕を伸ばしてあちこちの角度から見ている。
他の2人にそれを見せながら何かしゃべっている。

「ねぇ、見て。これ良いんじゃない?」
「値段も手ごろよ」
(値札を指さしていた)
皆うなづいている。
「色々入っているし」
(花束を回しながらコレと…ほらコレと…といった具合に指さしていた)
またまたうなづいている。
こんなにも知らない言語を訳せるとは思わなかった。

そして5~6束かごに入れていた。
こじんまりしたフラワーアレンジメントとでも思ったのか。
家中に飾るのだろうか?
留学生たちも菊の花は好きだと言っていた。

最近カーネーションも品種改良しているようで、おしゃれなものを見かける。あれならもらってもうれしいかなと思う。

でもボーイフレンドから、菊の花束、カーネーションをもらったら確実に引く。

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全然オチがないけど終わります。




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