【ネタバレあり】ランペイジ巨獣大乱闘の個人的に面白かった部分だけを箇条書き3/3

分析というほどでもないけど、グルーピングしたものを深掘りしてみる。

【】内の数字は箇条書きの数
・【8】普通にしてるけど常識から外れている面白さ(ドウェインジョンソンの筋肉感がまずズレを生んでる)
・【6】正当にテンションが上がる面白さ。ピンチやマイナスの状態からの助け舟・プラスに転じる瞬間。
・【4】ドキドキハラハラの面白さ。上記のピンチやマイナスの状態だけど、観客にとってはこれからどうやってプラスにいくのか強く興味を惹く。
・【3】期待させて、さらに斜め上行った(「そうなるとはわかってたけどその方法で!?」みたいな)。
・【3】映画内人物が知らないことを観客だけが知って、反応を見れる面白さ。

「普通にしてるけど常識から外れている面白さ」
これはドウェインジョンソンで成り立っているといえる気がする。「あの筋肉で学者なの?でもゴリラと話せるの?やっぱその筋肉使うんだ!撃たれても走り回ってるじゃねーか!ゴリラと共闘ってなんだよ!」というツッコミどころは、全部ドウェインジョンソンという見た目と、やってることのズレなのかな。最初は学者だったからズレを感じたし、次に学者だと思ってたのに筋肉使うからズレる、さらにもはや人間離れしたことをやるから納得感もあるけど、そこまで行く!?みたいなズレがある。
ドウェインジョンソン演じる学者のキャラを知る段階で毎回ズレを使ってるから、印象に残る。のかな?
あたかも普通にやってるし誰も突っ込まないから、シュールな感じでもある。
そして知ってズレて知ってズレてを繰り返して、とうとうゴリラと話すのを笑ってた自分たちがジョージのジェスチャーを理解して一緒になって笑うっていう。

「正当にテンションが上がる面白さ。ピンチやマイナスの状態からの助け舟・プラスに転じる瞬間。」
「ドキドキハラハラの面白さ。上記のピンチやマイナスの状態だけど、観客にとってはこれからどうやってプラスにいくのか強く興味を惹く。」
これはある意味セットな感じで、普遍的なものかも。

「期待させて、さらに斜め上行った(「そうなるとはわかってたけどその方法で!?」みたいな)。」
アクション映画でよくあるような。細かい動作とか方法で出しやすいよね。わかってたんだけど意外性あるって、やっぱり印象に残りやすい気がする。
普通のアクションじゃなくて、こういうのがふんだんに入ってると見応えありそう。

「映画内人物が知らないことを観客だけが知って、反応を見れる面白さ。」
みんな驚いてるけど、知ってましたよふふふ…的な。神の視点の優越感だろか?
視点の違う2人のキャラのズレを客が見て笑うというのと構造は近いけど、この場合2人じゃなくて”事象”と”キャラ全員"なのかな。期待感の要素が強いのか。みんなが気づいたからこれが始まるよね!的な。

まとめ
こうやって観ると、正当に面白く作られてる気がする。特にピンチやマイナスを描いて、プラスに転じる瞬間とか、期待させて斜め上の方法とか、アクションものによるある感じ。
あと観客だけが知ってる部分は、期待感につながりそう。映画見に来た人は、巨獣が大乱闘するのを見たいわけだから、それをきちんと期待させる要素を入れてある。
でそういう面白さのベースがちゃんとある上で、ドウェインジョンソン。多分上記だけだとパンチ弱かったと思うし、ドウェインジョンソンすごい。
キャラの性格的には寡黙な感じだけど、ちょっとずつズレを作りながらキャラクターの色んな面を面白く見せて親しみつつ知っていく。という感じで、ドウェインジョンソンを飽きずに見れたから大満足という感じかもしれない。

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