見出し画像

存亡の危機"文芸部"

えぇ、題名の通りですとも。
私の所属する文芸部、あまりの部員の少なさに滅びそうです。廃部の危機です。困りました。何とかしたいので少し考えてみましょうか。

まずは状況整理からいきましょう。現在の文芸部の状況をまとめると

・部員数……3人(1年2人、2年1人)
・入部希望者……なし
・部室……体育館3階(なぜ)
・活動場所……図書館、パソコン室
・活動内容……小説、詩、俳句、短歌を作る、書く。
部誌の発行
・活動時間……月、水、金

ダメですね。ダメダメです。主に部員数が。私は1年で友達を何とか誘って入部しました。最初の頃は3年の先輩が3人もいらっしゃったのですが、夏休みが終わると引退されて、部員が一気に半分になりました。

部で発行している部誌も今までは何とか80ページ前後で頑張っていたそうですが、この部員数だとそれも厳しいかもしれません。もはやそれは部誌なのでしょうか。本かどうかすら怪しい薄さです。

ともかく、何とか部員を増やそうと方々に聞き回った結果、どうやら文芸部に部員が集まらないのは2つの原因があるようです。

1つ、そもそも認知度が低い
2つ、活動内容がなんか難しそう

ぐぅのねも出ません。その通りです。
でも、部が無くなってしまうと楽しくないので何とか解決法を考えたい。

1つ目の原因「そもそも認知度が低い」

うぬぬぬ……友人に文芸部の話をした時、大抵の人が
「文芸部?そんな部活があるの?」
という反応をくれました。確かに私も入学するまでこんな部活があるだなんて知りませんでした。
この問題の原因は恐らく、

・部活動勧誘が活発でない
・文化祭で目立った活動をしていない

ことですね。

入学してから勧誘がたくさん行われた運動系の部活はやはり印象に残っていますし、それで部活の雰囲気も掴めます。

今年度は行われませんでしたが、新入生歓迎会の部活動紹介の時間にどれだけ爪痕が残せるかも重要でしょう。この感じだと来年度も行われるか分かりませんが。

次の原因、私の学校では6月に文化祭が行われますが、文芸部はなぜだか本来の活動内容とは何の関係もなくドリンクの販売を行っているそうです。そりゃ影が薄い。当たり前です。

文化祭は文化系の部活の活躍の場だというのにドリンクを売るな。学校の雰囲気を見に来るであろう中学三年生たちの記憶に残ることが重要になりそうです。

2つ目の原因「なんか活動が難しそう」

そうですね。小説や詩ならともかく、俳句や短歌は敷居が高く感じるのも分かります。授業でよく取り扱うわけでもありませんから、何となく遠い存在に思えてしまうのも分かります。

実際、友人に誘いをかけた時、断り文句は決まって
「私、俳句とかよく分からないから……」
でした。

えぇ、私もよく分かりません。よく分からなくても俳句や短歌は作れるものです。だって、季語を入れたリズムのいい文ですから。こんなことを言ったら俳人、歌人の方に怒られてしまうかもしれませんが、高校生にピッタリの認識なんてこんなものです。むしろ難しく説明したら、それこそ部員候補が逃げてしまう。

つまり、俳句や短歌がもっと身近に感じられるようにしなければいけませんね。

加えて、「詩ってなんか書くの恥ずかしい」という意見も見受けられました。

恥ずかしいですね。そうですね。私も書いていると
「詩って何だ……?」
という哲学タイムに入ることがしばしばあります。

でも恐らくこの「恥ずかしい」の原因は詩といえば恋愛のことを謳ったポエムのイメージが強いからでしょう。詩がそういったものだけでないことは中原中也の詩を見れば分かりますよね。

要は何言ってるか分からないイメージを何言ってるか分からないまま何言ってるか分からない感じに文字に起こすのが詩なんです。中原中也の詩でも朗読すれば「詩=恥ずかしい」のイメージはなくなるでしょうか。

ここまで思考整理がてら滔々と語ってきましたが、今後やることをまとめると

・認知度の強化
→部活動勧誘の活発化、文化祭での効果的なアピール
・活動を身近に感じてもらう
→簡単ということを分かってもらう、先入観を捨ててもらう

これらをクリアするのが最優先となるでしょう。具体的な策を考えるのは部員全員でやりますが、どうにかして新入部員に入ってもらいたいです。目指すは廃部回避です!

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?