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ファッションの基本のキ、は清潔感!靴磨きやりましょう!

靴磨いてますか!(A.猪木氏の口調で)
私は出勤日はほぼ革靴を履いています。最近はスーツxスニーカー人口も増えてきましたから、もはやマイノリティの部類ですね。
大体週1~2回同じ靴を履いているのですが、最大15年ほどヘビーに履き続けている靴もあります。そう、良い靴は長持ちするんです。コスパいいんです。前提として手入れができていることは必要なのですが、自分の持ち物を大切に扱うことは自分を大切に扱うことだと思うのです。靴は身に着けるものの中で、一歩間違えば怪我に繋がりかねないモノですしね。

何より、必要があって履いている靴ですからキレイに保つことは人から見た印象が良くなります。きれいごと抜きに、初対面の他人からの印象は見た目でしか左右できません。汚い靴よりキレイな靴のほうが印象が良いのは当たり前のことです。

そんなわけで、今回は唐突ですが私の靴磨き法をご紹介します。世の中にはありふれたコンテンツですが、プロでないからこその手抜き術もあったりします。どうぞお付き合いください。


道具は何が必要?

市販のもので、揃える必要があるのは
①埃・汚れ取り用のブラシ
②汚れ落としクリーム
③保湿・補色用クリーム
④補色用ミニブラシ
⑤仕上げ磨き用ブラシ
の5つです。

これらに加え
⑥古歯ブラシ
⑦古靴下
は使い古したものをリサイクルして捨てています。
というわけで、必要なものは計7つですね。

どんな道具をどのように使っているのかは以下順を追ってご紹介します。

ステップ1 埃・汚れ落とし

ブラシで靴全体の汚れを落とす

ブラシで靴に着いた埃、汚れ、泥などを落としていきます。
画像では靴ひもを抜いていますが、これは理想です。ものぐさの私は毎回靴ひもを抜くのをついさぼってしまいます。理想と現実です。

私が使っている道具は無印良品の豚毛靴ブラシです。500円以下で販売されているコスパ優秀な一品です。
ブラシの毛は豚毛・馬毛など動物由来のものを使いましょう。プラスチックなど固い素材を用いると靴に傷がついてしまう可能性があります。

コバの汚れは古歯ブラシで落とします

コバ(縁・靴底の側面・甲革と靴底の接合部分)は古歯ブラシで落とします。結構埃が溜まる部分です。

ステップ2 甲革の汚れ落としと保湿

ツヤ出し・保湿・汚れ落としの3得効果があるクリームを全体に塗って、古いクリームを取ると共に保湿を行っていきます。
ここで私は古靴下を使います。手にはめてゴシゴシできるので非常に楽なのですよね。ここでも注意ですが、綿の混率が高いものを使いましょう。化繊比率が高すぎると革に擦り傷ができてしまう可能性があります。

汚い画像で申し訳ございません

使っているのはサフィールのユニバーサルレザーローションです。量はほんのわずかで大丈夫です。

ステップ3 靴クリームで補色とツヤ出し

多くの方が靴磨きと言えばこのステップを想像されるのではないでしょうか。

右のアプライブラシが簡単靴磨きのコツ

私は社会人になりたての頃、我流で靴磨きをしていましたので、靴クリームを古布にとって、それを靴に塗っていました。これだと、ムラが出てしまいがちです。それが改善されたのは写真右のアプライブラシを使い始めてからです。
サフィールのものを使っていますが、小ぶりで豚毛・馬毛などコシのある動物の毛によるブラシであればなんでもいいと思います。

ほんの僅か毛先にとります

毛先にクリームを取ります。量はわずかで大丈夫です。

クリームの蓋を使って薄く伸ばします

クリームの蓋などを使って、クリームを毛先に馴染ませ薄く伸ばします。絵具を塗る前に、パレットに伸ばすイメージです。

靴全体に塗っていく

靴全体に塗り伸ばしていきます。クリームが薄らいでいくと、パレット替わりの蓋から随時補充します。ブラシを使うと、筆跡が残るものの全体に塗り伸ばしやすいです。

このままではムラになりますので、仕上げとして古布で全体に塗りこみながら磨きます。ここでも古靴下が大活躍します。違う色のクリームがついた布を使ってしまい、混沌とした仕上がりにならないようには気を付けてくださいね。

サフィールのクリームは、蜜蝋の香りが良くて伸びもよく、気に入っています。

ステップ4 仕上げ

古布で全体にクリームを延ばした後は、ブラシを使って馴染ませていきます。このブラシも1色1ブラシを使わないと、かえって靴を汚す結果となるので気を付けましょう。

柔らかい毛足のブラシが向いています。

出来上がりです!左が磨く前、右が磨いた後です。

キレイになったのは、つま先を見ると分かりやすいですね。

靴磨きに没頭するのはマインドフルネスにも良い

何事もそうですが、慣れるまでは面倒ですし要領も悪いものですが、慣れればルーチンで気軽にできるようになります。そうすると、結構瞑想的に靴磨きを使えるんですね。自分のコンディションを見ることができます。イライラしていると仕上がりが悪いです。機嫌よくやるのが大事ですね。

ファッションの基本のキ、はセンス以前に清潔感です。靴磨きはこうした意味でも重要です。

お付き合いいただきありがとうございました。宜しければスキ、フォローお願いいたします。

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