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日本版ライドシェアって、ほんと、日本っぽい仕組み

おはようございます。
九州で代書屋をしています、
一般ピープルの、かめいです。

2024年4月8日から、日本でも、ライドシェアが解禁されたようです。通称、「日本版ライドシェア」と言われています。

この日本版ライドシェアについては、天下のNHK様が、
くわしく説明してくれているので、こちらをご覧ください。

私がこの日本版ライドシェアのニュースをみて思ったのは、
「ほんと、日本っぽい仕組みのライドシェアになったな」というものです。どこが日本っぽいかというと、全然、規制緩和になっていない、
ライドシェアということです。

基本、規制緩和を行うと、ほぼ、「競争」が始まります。
市場経済の世の中では競争がおこると、商品やサービスの価格が下がり、
商品やサービスの品質もあがります。

そもそも、この競争という仕組みがなければ、世の中の発展というものは
ありません。もっとも、完全に競争だけに任しておいた場合には、市場の独占や、市場自体が疲弊してしまうことがあるので、そのような場合は、適正な競争が行われるように、国や、行政の手が入ります。

なので、基本、新しいことを始める最初は、その産業を発展させるのなら、
競争ができる仕組みにしておいたほうがいいです。

ここで、今回の日本版ライドシェアですが、その仕組みの中に、「競争」の
「きょ」の字もありません。

ちょこっと、今回の日本版ライドシェアの仕組みをみてみると
・ライドシェアの車に乗った時の価格は、通常のタクシーと同じ料金で先に決められている
・ライドシェアの車を走らせる時間も、タクシーがあまり走っていない、決められた時間帯だけ、
・ライドシェアの仕組みで、運転できる人は、フルタイムの仕事をしていない人で、しかもライドシェアで稼げる時間数は、一週間で、40時間だけ

などというように、「私は、ライドシェアでガンガン稼ぎたい」という人が、この日本版ライドシェアでは、参入できないようになっています。

ガンガン稼ぎたい人は、どうやったら、もっとお客様が増えるか、そのためにどうすればいいかを考えます。ここに競争が発生します。

しかし、日本版ライドシェアでは、それがありません。
ガンガン稼げない仕組みなので、日本版ライドシェアをやろうとする人は、
「ライドシェアで、日本一のサービスを提供しよう!」という人は、
でてこないと思います。

ニュースでは、アメリカのニューヨークのライドシェアについて、
タクシーが1万台走っているのに対し、ライドシェアは、その10倍の10万台が走っているそうです。そして、ライドシェアを運転する側も、顧客の評価制度が厳しいので、ライドシェアの方か、すごくサービスがいいと、紹介していました。

今回の日本版ライドシェアですが、まずは、「競争」が全く発生しないしくみなので、そんなには、浸透しないのかなと思いました。

もう一点、今回の日本版ライドシェアについて、これも日本っぽいなと思ったことですが、それは、安全に気合いを入れすぎ、ということです。

以前、noteで、ライドシェアの記事を書いたのですが、そこでも、
安全に気にしすぎ、ということを書きました。
以前のnoteです。

国やタクシー会社は、車の運転は、安全が第一だから、素人が運転するライドシェアは、安全が担保されていない、だからライドシェアの全面解禁はしてはいけない、と言います。

しかし、よく考えてみてください。そもそも、安全に車を運転できない人は、車を運転してはいけませんし、安全でない車も、道路を走ってはいけません。これは、タクシーであれ、一般の方の運転する車であれ、まったく同じです。
ライドシェアだから、安全が大事なんだという議論は、そもそも、おかしい話しです。
なのに、今回の日本版ライドシェアでは、ライドシェアで使う車は、三ヶ月に一度の、整備士による点検を受けること、車検は1年に1回行うこととなっています。

今の車は、そんなにたびたび、故障はしません。車を走らせていて、急にエンジンが、止まったことの経験しているひとは、そんなにいないと思います。
私が最初に車を運転しだした時に、親から言われたことは、
「車については、ブレーキとタイヤだけは、しっかりメンテしておけ」というものでした。危ないと思った時にちゃんと車を止めれるように、しっかりとブレーキだけは、かけれるようにしておくこと、そして、タイヤもすぐ止まるように、すり減ったようなタイヤは使わないということです。

国は、ライドシェアで何か問題が起こった時に「安全を重視してます」
という、いいわけのために、必要以上に安全対策をしているんだと思います。

私がライドシェアを行う上で、考える安全対策は、

・業務開始前のアルコールチェック
・保険に入る
・直近数年に、大きな事故や違反をしていない

だけやっとけば、まずはいいかなと思います。
まず、飲酒運転だけは、絶対にさせないことを徹底させる必要があります。最近は、ポータブルなネットにつながったアルコールチェック器もありますので、ライドシェアの仕組みにログインする時に、アルコールチェックを行い、OKの場合しか、ライドシェアのシステムを使えないようには、しとくべきだと思います。
やはり、お客様を乗せて車を走らせる以上、お酒を飲んでの運転は、やはりだめです。

次に保険です。ライドシェアで事故が発生した時に、お客様にしっかり補償ができるように、それなりの保険には加入しておく必要があるかと思います。

最後に、大きな事故歴は、違反があるかたは、ライドシェアにご遠慮いただいた方がいいと思います。

この3つだけ、ルールを設けて、あとは、ライドシェアは自由!
としてはどうでしょう。

それでは、また、次のnoteで。

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